みずほフィナンシャルグループ、4年後に純利益1兆円達成目指す
浦中大我、William Shaw
- 国内法人向け、資産管理、海外法人・投資銀行の全てが成長に貢献へ
- トランプ政権誕生、「当社にとっても良い機会」-木原氏
みずほフィナンシャルグループは、今後3-4年の間に純利益1兆円を達成することを目指していると、木原正裕社長が語った。
木原氏は22日、ブルームバーグテレビジョンに対し、国内の法人向け銀行業務、アセットおよびウェルスマネジメント、グローバルコーポレート&インベストメントバンキングの全てが成長に貢献するだろうと語った。世界経済フォーラム(WEF)年次総会で訪れたダボスでインタビューに応じた。
みずほは以前、3月に終了する今年度の年間純利益が過去最高の8200億円を記録するとの見通しを示していた。1兆円に達するには20%以上の上積みが必要になる。
「日本における勢いは劇的に変化している」と木原氏は語った。
同氏はトランプ米大統領が銀行業界にとって良い影響をもたらすだろうという他の銀行トップの見解に同意。みずほは米事業からの収入を全体の30%と、現在の25%から増やすことを目指しており、M&A(企業の合併・買収)の増加を見込んでいると話した。
同社は11月に、2008年以来となる自社株買いを発表した。
木原氏は「トランプ大統領はビジネスに対して非常に友好的だ」と述べた。「当社は米国でかなり大規模な事業を展開している。投資銀行業務の分野で能力を強化してきた。(トランプ政権誕生は)当社にとっても良い機会となるだろう」と語った。
みずほは海外収入の拡大を図っており、特に米国の投資銀行業務に重点を置いている。23年にはニューヨークを本拠とするグリーンヒルを買収した。
原題:Mizuho Boss Sees Profit Reaching 1 Trillion Yen in Four Years(抜粋)
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