高市氏が総理就任しても“土俵は女人禁制?”相撲ファンの疑問続出…相撲協会は「何も分からない」不明瞭回答(ピンズバNEWS)

 10月4日に誕生した自民党・高市早苗新総裁(64)を巡って今、相撲ファンから“ある疑問”が噴出している。 ■【画像】土俵上で人が倒れ看護師駆けつけるも「女性は土俵から降りて」拡散された衝撃映像  一般にも広く知られているように、大相撲の世界には、女性は土俵に上がってはいけない“女人禁制”という慣例がある。  これは、土俵が“神聖な場所”であることに由来し、2023年にNetflixで制作・配信されたドラマ『サンクチュアリ -聖域-』のタイトルもここから名付けられたといわれている。2006年には、横綱審議委員会も務めた作家・内館牧子氏(77)の『女はなぜ土俵にあがれないのか』(幻冬舎新書)という本が出版されたことも話題となった。  一方、内閣総理大臣には、大相撲の千秋楽で優勝力士に総理大臣杯を授与することが多い。  今年1月の初場所千秋楽では、石破茂総理(68)が土俵に上がり、優勝した豊昇龍(26)に内閣総理大臣杯を授与。歴代総理全員が行なっているものではないが、半ば“恒例行事”になっている。  相撲ファンが気にしているのは、この授与と“女人禁制”との兼ね合いだ。SNS上には、 《慣習をぶっ壊すのかどうなるのか実に興味深い》 《相撲文化の一部として女人禁制を守ればいいと思う》 《伝統と文化を重視する高市氏はたぶん授与しに来ないでしょう》  など議論が巻き起こっている。まだ正式決定したわけではないものの、高市氏の総理就任はほぼ確実のため、“伝統”に従えば授与は行えないのではと議論になっている。

 果たして、総理といえども女人禁制なのか、そうではなくこれまでの伝統をあらためるのか——。日本相撲協会の広報に問い合わせたところ、広報担当者が対応してくれた。 「その件は、別の社からも問い合わせがあったのですが、今のところ特には……。まだ自民党の総裁になったというだけで総理大臣に決まったわけではないので、ちょっとまだ現状では、何もお答えするような状況ではないですね」(日本相撲協会広報担当者)  この回答を受け、総理に選出された際にあらためて質問したい旨を伝えると……。 「実際にそうなった時にどういうご回答をするか分かりませんが、現状ではまだそういう立場ではありませんので。総理になってから、なる前とかではなく、現時点ではなっていないわけです。だからといって、なったからそれについて説明するとか、そういうわけではありません」  現時点では決まっていなくとも、高市氏の総理就任を見越した議論をすることはできるはず。今のうちに対応の協議などはしないのかについて尋ねたところ、 「いえ、とにかく今のところは何も分かりません。これからなのかどうかも含めて、今のところは全く何も分かりません」  ということだった。どうやら、まだ議論の土俵にも上がっていないというところか。大相撲の女人禁制を巡っては、2018年4月4日の地方巡業で大きな騒動があった。 「当時の舞鶴市長・多々見良三氏(75)が挨拶中に倒れた際、駆けつけた看護師に対し、行司が場内放送で“女性は土俵から降りてください”などとアナウンス。映像が拡散されたところ批判が噴出し、日本相撲協会・八角信芳理事長(62)は同月末、協会公式サイトに《会員一同、改めてまいります》などとつづった謝罪文を掲載しました。  一方で、同文書では女人禁制について、《土俵は男が必死に戦う場であるという約束ごとは力士たちにとっては当たり前のことになっており、その結果として、土俵は男だけの世界であり、女性が土俵に上がることはないという慣わしが受け継がれてきたように思います》《大相撲は、女性を土俵に上げないことを伝統としてきましたが、緊急時、非常時は例外です。人の命にかかわる状況は例外中の例外です》などと解説も行なわれていました」(スポーツ紙記者)  果たして、サンクチュアリが開かれる日は来るのか。

ピンズバNEWS編集部

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