アンチェロッティ「C・ロナウド、クロース、そしてモドリッチも去って黄金の世代が終わる…だがレアルは世界最高のクラブであり続けるんだ」(DAZN News)

レアル・マドリードは24日にラ・リーガ最終節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・ソシエダ戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、ベルナベウでの最後に一戦に臨む心境を語っている。 この記者会見の直前、レアル・マドリードはアンチェロッティ監督が今季限りでクラブを後にすることを正式に発表。その後、会見場に姿を現したイタリア人指揮官は、最初に「どうしたんだい一体? 誰か退団するのかい(笑)?」と冗談を飛ばしてから、次のように言葉を紡いでいった。 「今、私が特別な日々を過ごしているのは間違いない。ここ(バルデベバス練習場の会見場)に来る最後の日であり、明日は最後の試合なわけだからね。一つの時代に終わるときには、感情が揺さぶられるものだ。それは悲しくもあり、うれしくもある」 「ここで素晴らしい年月を過ごすことができた。大きな愛情とサポートを感じながらね。クラブとは退任について完璧な合意があった。会長と言い争ったことなど一度もないよ。すべてがうまくいき、これから新しい時代が始まることになる」 「私たちは多くのタイトルを勝ち取った。同様に、君たち(報道陣)との700回以上の記者会見に耐えたことも成功と言えるだろう(笑)。すべての質問に耐えるのは簡単ではない。常に良い質問ばかりされるわけではないのだからね」 「私はすぐに感動してしまうのだが、それは遺伝的なものだろう。祖母も父もすぐ泣く人だったよ。明日、私が泣いたとしても何も問題ないさ。とても素晴らしい日になるね」 クラブはこの会見の前日に、MFルカ・モドリッチの退団も発表。アンチェロッティ監督は同選手に対する称賛の言葉も口にしている。 「モドリッチはファンタスティックな選手であり、大きな助けだった。全員にとってのお手本だったよ。高いクオリティーを持つ選手はたくさんいるが、彼は一線を画していた」 「モドリッチはクオリティーと魂の両方を込めてプレーすることができるんだ。それは非常に重要なことだよ。その二つの側面を組み合わせられれば、伝説級の選手になれる。そうできなければ、普通の選手止まりとなる」 モドリッチの退団により、10シーズンで6回のチャンピオンズリーグ優勝を果たしたレアル・マドリードの黄金期が終わるのかと問われたイタリア人指揮官は、こう返した。 「確かに、黄金の世代が終わると考えられるかもしれない。まだカルバハルが残っているがね。しかし、そうした世代的なものは、いつの日か終わりがやって来るんだ。カセミロ、クリスティアーノ・ロナウド、クロースと多くの選手たちが去り、そして今、モドリッチもクラブを後にする」 「だが、大切な選手たちが去ってもレアル・マドリードはレアル・マドリードであり続けたし、これからもそうあり続ける。このクラブこそが世界最高なんだ」 アンチェロッティ監督はその一方で、自身の後任と目されるシャビ・アロンソ監督についても言及した。 「彼にアドバイスを送ることは望まない。それぞれがフットボールのアイデアを有しており、シャビは良い監督になるために必要なすべての条件を揃えているのだから。彼は私の後にレアル・マドリードの監督となる最初の人物だ。その幸運を祈っているし、どうか楽しんでほしい」 6月からブラジル代表を率いるアンチェロッティ監督だが、その後にクラブチームを率いる考えはあるのだろうか。 「レアル・マドリードの後に違うクラブを率いることは望まない。ブラジル代表を指揮するのは大きな挑戦だ。彼らは歴史上、最も成功した代表チームなのだからね」

DAZN News
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