「日本人を儲けさせても意味がないでしょ」…税金もみかじめ料も払わない“不良外国人”が日本の裏社会で存在感を増す理由 「同胞のコミュニティだけでカネを回している」
暴力団の組員や準構成員の在留外国人もいる。暴力団の「密接交際者」に該当する外国人もいる。このように日本の暴力団と関係を持つ在留外国人も不良外国人に含まれるのは言うまでもないが、その暴力団は昨今、弱体化が著しい。 近年、在留外国人は日本での生活基盤を固め、そのコミュニティはネット通信などコミュニケーションツールの発達と共に拡大を続けている。もちろん、慣れない異国で、同胞が互いに支え合うことはむしろ自然なことだろう。 問題は非合法活動を独自に展開し、犯罪収益を手に入れるだけの組織力を手に入れた在留外国人も存在することだ。結果、暴力団に頼る必要のない不良外国人が誕生し、その数を増やしている。こうした動きを反映し、最近では“不良外国人”ではなく“輩(やから)外国人”というネットジャーゴンも広まりつつある。 例えば2000年代初頭に“韓流”や“華流”といったアジアンブームが起きたため、夜の繁華街でもアジア系のクラブが人気を博したことがあった。 日本人男性の接客で疲労したアジア系ホステスをもてなすため、同胞のイケメンたちがマンションの一室などに次々とクラブをオープンさせた。無許可で深夜に営業していたのは言うまでもない。そうしたクラブには違法のカジノを併設しているのもよくあるパターンだった。
結果、アジア系ホステスが日本人男性から稼いだカネは同胞のイケメンが搾取することになった。こうしてアジア系クラブの売上げが日本経済に還流することはなく、自分たちのコミュニティ内で「カネを回す」仕組みが構築されたのだ。 この状況を把握していた地元暴力団は皆無と言ってよく、イケメンたちが開業したクラブは無許可で女性に接客していただけでなく、違法なカジノも併設していた。にもかかわらず、暴力団にみかじめ料やショバ代などが流れ込むこともなかった。 合法の事業でも同じ傾向が認められる。例えば中東出身の外国人が調理・販売しているのをよく見かけるケバブ屋だ。彼らが日本の精肉業者から材料を買い付けることはない。大半の店は同胞が実質的に経営している精肉店やレストランなどから仕入れている。 日常生活品も同胞が経営する雑貨店で購入し、外食する時も、彼らが訪れるのは同胞が経営するレストランだ。 暴力団がケバブ屋にみかじめ料やショバ代を要求することもない。暴力団に対する外国人コミュニティのガードは非常に固い。ケバブ屋の売上のうち日本経済に流れ込んでいるカネと言えば、キッチンカーのガソリン代とメンテナンス代ぐらいだろう。
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中国出身の在留外国人が同胞の訪日観光客相手に“白タク”を営業している問題は違法性が明白なこともあり、ワイドショーの定番ネタになっている。 日本に住む中国人は旅行代理店、ツアコン、ホテルを経営し、同胞の観光客がもたらす収益を自分たちのコミュニティで完結させている。日本人がこの領域に参入することは不可能だと言っていい。 令和の時代ともなれば、在留外国人が日本人から会社を買い取り、母国から呼び寄せた同胞を社員として雇うことも珍しくなくなった。中には難民制度を巧みに悪用して同胞を来日させるだけでなく、法律や条令を無視して荒稼ぎすると会社を同胞に転売する外国人経営者も当たり前になった。 ある外国人社長は「経営している時でも月に100万円ぐらいの報酬を得ていた。でも働くのが面倒くさくなったから会社を売った。日本人ではなく、同じ国の仲間に売った。儲かる会社だから日本人に売ったら意味ないでしょ」と私に打ち明けた。 彼が「日本人を儲けさせても意味がない」と本音を口にしたことで、自分たちのコミュニティに資金を流入させることを最優先に考えていることがよく分かる。日本人からカネを獲れるだけ獲り、それを自分たちに還流させることが重要なのだ。
ある不良外国人は代表取締役という社会的地位を悪用。肩書き好きな日本人からの信用を得て、仮想通貨詐欺で荒稼ぎを繰り返している。実際、各国の外国人コミュニティから特殊詐欺に手を染める不良外国人が現れている。表向きは正業を営みながら、裏では犯罪組織を作りあげ、日本人のカネを狙う。 まだまだ日本人の中には、在留外国人について「生活に困って日本へ出稼ぎに訪れているかわいそうな外国人」というイメージが残っているように思う。 だが、彼らのなかには合法、非合法を問わず、高い能力やビジネスセンスを有し、日本で成功を収める者も少なくない。日本人から手に入れた収益を自分たちのコミュニティ内部に蓄積し、経済力と組織力を高める者もいる。高級車やクルーザーを所有し、日本人から会社を買ったり、日本人に資金を融資したりする在留外国人も目立って増えてきた。 確かにミクロなレベルなら、生活に困っている外国人もいるだろう。だが、少なくない数の在留外国人は同胞のコミュニティに所属することで相互扶助を得られる仕組みを確立した。一見すると困窮しているように見える外国人でも、昔よりは確実に生活レベルが上がっているのだ。