100人以上に聞いた! Jリーグ、行ってよかった最高のスタジアムランキング1〜10位。栄えある1位は?
プロのサッカークラブには、それぞれが試合で使用するスタジアムが存在する。ファンにとっては、応援するクラブの“ホームスタジアム”には愛着があるだろうが、アウェイの地で訪れたスタジアムで心を掴まれたこともあるはずだ。そこで今回は「これまでに行ってよかった」と感じたスタジアムの読者アンケート結果をランキング形式で紹介する。(自分が応援しているクラブのスタジアム以外に投票。投票数が同じ場合は順不同とする)
10位:ヨドコウ桜スタジアム
【写真:Getty Images】
使用クラブ:セレッソ大阪 投票数:6票
投票率:3.6%
セレッソ大阪が本拠地として使用しているヨドコウ桜スタジアムが当ランキングの10位に入った。数年前までの名称である「キンチョウスタジアム」で記憶しているサポーターもいるかもしれないが、チームカラーの“桜”色が入っている現在の名称は、C大阪のホーム感をより増大させている印象がある。
そんなスタジアムを選んだサポーターからは、選出理由としてこんな意見が挙げられた。
「スタジアムが長居駅の近くにあり、交通の便が非常に良い」 「ピッチとの距離が近いので、選手のプレーを間近で見ることができる」
「アウェイ感がどこよりもあって圧がある」
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【写真:Getty Images】
今季リーグ3連覇を目指すヴィッセル神戸の本拠地、ノエビアスタジアム神戸が9位にランクインした。リーグ優勝をするためには、ホームサポーターが作るスタジアムの雰囲気は欠かせないものになるが、その雰囲気はアウェイサポーターにとっても魅力的なものになっているようだ。
実際にこんな意見が挙げられている。
「大きい! 試合前の演出がすごかった!」 「見やすい、グルメの美味しさ」
「屋根があるから雨でも濡れない」
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【写真:Getty Images】
8位には京都サンガF.C.のホーム、サンガスタジアム by KYOCERAがランクインした。完成は2020年と、当ランキングの中では比較的新しいスタジアムとなっている。
スタジアムの外観は落ち着いた雰囲気を醸し出すダークグレーの配色がなされており、風情ある京都の街並みを壊さないような配慮が感じられる。実際に選出理由としても同様のことが挙げられていた。
「街にマッチした佇まい」 「専用スタジアムでゴール裏からでも見やすく臨場感がある」
「スタジアムの1階にフードコートがある」
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【写真:Getty Images】
7位にランクインした日産スタジアムは1998年に完成し、当時日本最大級のスタジアムとして注目された。収容約7万人を誇り、2002年のFIFAワールドカップ(W杯)日韓大会の決勝戦や、クラブW杯などの世界的なビッグマッチの舞台としても輝いてきた。
そんな日産スタジアムには、Jリーグ以外の試合を観戦するために訪れたサポーターからの意見も寄せられている。
「Jリーグの試合ではなくクラブW杯の観戦。唯一の観戦スタジアムです」 「臨場感とサポーターの熱気を一番感じた」
「鉄道でのアクセスがよく、トイレの数が多く、コンコースが広い」
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【写真:Getty Images】
6位にランクインした県立カシマサッカースタジアムは、Jリーグ開幕に伴い、1993年に日本初の全席背もたれ付きの個別席、スタンド全面が屋根付きの設備を有するサッカー専用スタジアムとして誕生した。Jリーグの歴史とともに歩んできたこの33年間で、多くのサポーターがこのスタジアムに足を運んだ。
サッカー専用スタジアムということだけあって、臨場感はお墨付き。観客席に傾斜があることで、どの位置からでも試合が見やすくなっており、1階席の29度、2階席の33度という傾斜は、欧州のスタジアムで急傾斜とされる基準の35度に迫るものとなっている。
そして、県立カシマサッカースタジアムといえば、やはり“スタグル”の話題に触れないわけにはいかないだろう。サポーターからも多くの感想が寄せられている。
「スタグルが美味しく、ピッチも近く試合を見やすい」 「もつ煮が美味しい!」
「ハラミ丼がおすすめです」
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【写真:Getty Images】
5位に入ったフクダ電子アリーナは、トップ10の中で唯一J2クラブが使用するスタジアムとして選出された。ジェフユナイテッド千葉は、2009年以来J1の舞台から遠ざかっているオリジナル10クラブの一つだ。
実は、ジェフはフクダ電子アリーナを本拠地としていなかった可能性があった。というのも、千葉県は2002年のFIFAワールドカップ(W杯)日韓大会の開催に合わせて、約5万人収容の大規模スタジアムの建設を予定しており、そこがジェフの本拠地となる可能性があったのだ。
しかし、千葉県が国内の開催都市から漏れたことでそのプランは実現せず。ジェフは2006年からフクダ電子アリーナをホームとして活動することになった。
日韓W杯開催に伴い建設された数々の巨大スタジアムとは異なり、フクダ電子アリーナは“見やすさ”と“使いやすさ”を重視したコンパクトな設計がされている。それはサポーターからの意見にも反映されている。
「見やすい! 駅から近い! きれい!」 「スタジアムの一体感がすごい」
「サポーターの熱が伝わってくる」
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【写真:Getty Images】
日本の首都・東京を本拠地とするFC東京と東京ヴェルディの2クラブがホームとして使用する味の素スタジアムが4位にランクインした。
「広い!」という意見が寄せられている通り、5万人弱の観客が入るこのスタジアムは、日産スタジアム、埼玉スタジアム2002に次いでJクラブの中で3番目に収容人数が多いスタジアムとなっている。また、そのほかには以下のような意見が挙げられた。
「人生で初めて行ったスタジアムだったので記憶に残っています」 「交通の便が良い」
「一層あたりの席数が多く、まとまった応援の声量がすごかったから」