【徹底比較】「iPhone 16e」とSamsung「Galaxy A」シリーズ、どっちが買い?
Appleが「廉価版」のiPhoneとなる「iPhone 16e」を発表してから1カ月も経たないうちに、Samsungも新しいミドルレンジ「Galaxy」Aシリーズの新製品を発表しました。
599ドル(日本では9万9,800円から)のiPhoneとは異なり、わずか約300ドル(約4万5,000円)からスタートする「Galaxy A26」は、たしかにお財布にやさしいデバイスです。
一方、iPhone 16eと直接競合する「Galaxy A56」は2025年中に発売される予定で、価格は約500ドル(約7万5,000円)ですが、ストレージはiPhone 16eの2倍になります。
これらのスマホのどれかを購入しようと考えているなら、数値上の比較が気になるところでしょう。
実際の使い心地はレビューが出るまで待つ必要がありますが、スペックと価格を並べて比較するのは役立つはずです。
主なポイント
- iPhone 16eは超広角レンズ、Dynamic Island、MagSafeなど非搭載だが、Apple Intelligenceには対応
- Galaxy Aシリーズは広角レンズも搭載、画面輝度・リフレッシュレートなどで優れる
- チップはiPhoneの「A18」チップのほうがスコアで上回る
iPhone 16e:機能は絞られるが、それでもiPhone
Image: AppleかつてiPhone SEと呼ばれていた製品は、今やiPhone 16eと呼ばれています。
128GBモデルの価格は599ドル(日本では9万9,800円から)からで、ミドルレンジスマホとしては高額です。けれども、予算を増やせるなら、その金額に見合うだけの価値は十分にあります。
たしかに、iPhone 16eにはノッチがあり、Dynamic Islandはありません。ですが、6.1インチの画面サイズ、Appleの最新かつ最高の「A18」チップ(「iPhone 16」モデルと比較して、GPUコアが1つ少ないだけ)、8GBのRAM、Apple Intelligence、48MPのシングルカメラセットアップ、そして長いバッテリー寿命が手に入ります。
ただし、標準のiPhone 16やそのアップグレードモデルよりも安い価格なので、いくつかの機能は省かれています。
画面はリフレッシュレート60Hzに固定されており、常時表示ディスプレイには対応していません。「シネマティックモード」や、新しい「フォトグラフスタイル」などのカメラ機能だけでなく、超広角レンズもありません。加えてAppleは、MagSafeさえも切り捨てました。
ですが、基本的にはしっかりしたiPhoneです。
Appleは、デバイスの長期サポートで知られており、8GBのRAMとA18チップを搭載しているということは、iPhone 16eはしばらくの間、高速でフレッシュであり続けることを意味しています。