【スターダム】Sareeeが小波相手に初防衛「一夜限りのヒロインだったな、オメエはよ!」

小波に勝利し、今度は鈴季すずと防衛戦を行うことが決まったSareee

<スターダム:大田区大会>23日◇東京・大田区総合体育館

第9試合でIWGP女子王座戦が行われ、王者Sareee(29)が18分15秒、リストクラッチ式裏投げで挑戦者小波(29)から3カウントを奪って初防衛を果たした。

“本物のプロレス”を標榜し、スターダムのファンにまでケンカを売ってナチュラルヒールと化しているSareeeに向け、この日も多くのブーイングが飛んだが、王者は意に介さない。立ち上がりから極悪軍団HATEの介入を許し、サッカーボールキックからのキャメルクラッチで痛めつけられたが、コーナーに登ってミサイルキック、そして卍固めで反撃した。

Sareeeがエルボー、小波がローキックを打ち合った場面では歯を食いしばって足裏の痛みに耐え、しつこいスリーパー攻撃にもタップはしなかった。最後は小波のスプレー缶攻撃をかわし、裏投げ。小波がカウント2で返し、張り手の連打を見舞ってきたが、気合のヘッドバットからリストクラッチ式裏投げにつなげて勝利した。

サリーは、小波の胴締めスリーパーでレフェリーストップ負けを喫した公式リーグ戦のことを引き合いに出し「おい、一夜限りのヒロインだったな、オメエはやっぱりよ! オメエみたいなヤツが口だけって言うんだよ、分かったかオラ!」と絶叫。するとブーイングと歓声が入り交じった声が飛んだ。

小波に「おい、待てよSareee。お前は初防衛でもスターダムのみんなにこんなに嫌われてうれしいか? 私はお前みたいなスターダムのリングをなめ腐ったヤツは、このスターダムのリングから必ず追放するから、覚えとけよ」と言い返されると、Sareeeは「小波、お前がな、私をスターダムから追放したいって言うんだったら、私はテメエのことを女子プロレス界から追放してやってもいいんだぞ?」とすごんだ。

さらにブーイングの中でもひるまず「スターダムファンの、HATEのことを応援してるファンの人たちには申し訳ないんですけど、これが現実なんですよ。私が今日、初防衛したということで、おい、そこら辺にいるヤツらさぁ、IWGPのベルトとか、挑戦したいと思わないわけ? はぁ? なめてんのかよ、テメエらよ。誰もいないってことでいいんですかね?」と挑発した。

小波のセコンドについていたHATEのメンバーたちが去った後、鈴季すずがリングイン。「おい、お前が勝った時より声援がすごいぞ!」とこちらもSareeeをディス。「Sareee、お前強いね。十分強い。お客さんもそれはわかってるよね。でもさあ、お前強いだけなんだよ。強さ以外のものを持ってない。言葉のセンスもなければ、面白みもない。そんなチャンピオンいりません!」と続けた。

Sareeeが激怒して「ねえ、お前はさ、一体何なの? 私のことをただ単に、けなしに来たわけ? このベルトに挑戦したいから今、来ましたとかじゃなくて、何?」と言うとすずはヘラヘラしながら「挑戦したいから来ました(笑い)」。Sareeeは「だったら最初から言えよ!」とすずを小突いた。

Sareeeは「お前とは5スター(公式リーグ戦)で15分ドローで終わってるからさ。テメエのことボッコボコにしたくて仕方なかったんだよね」と話し、次のビッグマッチ、9月6日・横浜武道館大会で防衛戦を行いたい意向を示した。

Sareeeはバックステージでも「あいつ、なんかいろいろなめ腐ってるなって思うんで、あのクソガキ、私がしっかりと教育してやるよ」と宣言した。

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