3歳児の「なんで空って青いの?」に理系父が本気で回答!→熱弁を聞き終えた娘のまさかの一言に思わず脱力「泣けるね…」
「子どもは2歳から5歳の間に4万回も質問する」--そんな驚きの事実をご存じでしょうか?
これは育児書『子どもは40000回質問する』 にも書かれている内容です。たしかに、子どもは何かにつけて「なぜ?」「どうして?」と聞いてきます。時に答えるのが追いつかないほど、興味と疑問は無限に湧いてくるようです。
都内在住の会社員Kさん(30代・男性)はある日、帰宅途中に3歳の娘さんと手をつないで歩いていたとき、ぽつりとこう尋ねられたそうです。
■娘から突然の質問
「パパ、なんで空って青いの?」
急な問いかけに「来た!」とスイッチが入ったKさん。というのも、自分が小さい頃、父親が自分の質問に答えてくれたことがもとになって、理系の道に進み、研究職につくことができたから…。これは、娘の知的好奇心を伸ばすチャンスだ! Kさんは学生時代の記憶をフル回転させ、「空の青さ」について子供にもわかりやすいよう丁寧に解説を始めました。
「太陽の光にはいろんな色が混ざってるんだけど、その中でも青い光は大気の中で散らばりやすいからね、だから空は青く見えるんだよ」
ジェスチャーを交え、雲や太陽を指差しながら一生懸命説明を続けるKさん。なんとか語り終えたところ、娘さんはこう言ったといいます。
「……話、終わった?」
その一言に、Kさんはズドンと心に衝撃を受けたといいます。あれほど熱意を込めて語ったのに、まったく響いていなかった様子。自分から質問してきたのに、なぜ!?…どうやら娘さんは途中から、道にたむろするハトを観察することに夢中になっていたようでした。
「これこそ子供だよなぁって、脱力して笑っちゃいました。でも同時に、自分が『ちゃんと答えなきゃ』って気負いすぎてたことに気づいたんです」
Kさんのように、子どもからの素朴な問いかけに全力で向き合った結果、肩透かしを食らってしまう親は案外多いのではないでしょうか。
Kさんは「帰宅してから妻にその話をしたら、『それは…泣けるね…』と言ってました。顔はニヤニヤ笑ってましたが」と、後日談も面白おかしく話してくださいました。
■ほかにも「あるある」!子供の好奇心vs親
Kさんの体験談の他にも「子供からの質問」にまつわるたくさんのお話が寄せられています。
▽「ママはどうやって生まれたの?」
寝かしつけ前、布団の中で5歳の息子に聞かれた質問です。
「ママのママがお腹の中で育ててくれたんだよ」とできるだけわかりやすく説明すると、「じゃあ、そのママは?」「そのまたママがいてね…」と、まさかの無限ループに突入。「じゃあ、最初の人間は誰が産んだの?」と聞かれたときには、そこまでいくか!!と心の中でツッコミを入れてしまいました。
正直、どこまで答えるのがちょうどいいのか、毎回悩みます。でも、そんなふうに疑問をもってくれること自体が、成長なんですよね。(神奈川県・Hさん・30代・女性)
▽「なんで大人はコーヒー飲んでいいのに、子供はダメなの?」
休日の朝、リビングでコーヒーを飲んでいたら、小学1年生の娘が真剣な顔で聞いてきました。
まだコーヒーを飲んだことがない娘。「ダメなわけじゃないけど…コーヒーに入ってるカフェインをとりすぎると、体によくないからだよ」と教えると、「なんで体によくないの?」と連続質問がスタート。また説明してから、「子供も、少しなら飲んで大丈夫だよ。コーヒー牛乳にしてあげようか?」と提案しました。
すると娘は、「うーん…じゃあ私、大人になったらコーヒー飲むね」と言って去っていきました。説明に納得してくれたかはわかりませんが、自分でコーヒーを飲むのは、まだ早いと思ってるみたいです。(笑) (埼玉県・Mさん・40代・女性)
▽「月までって、どのくらい歩いたら行ける?」
ある夜、ベランダで月を見ていたときのこと。4歳の息子が聞いてきました。
宇宙の距離感を伝えるのは難しい…と思いつつ、「たぶん、歩いたら何年もかかるよ」と言うと、「えっ、じゃあパパが100歳になるくらい?」と驚いた様子。「100歳になる前には着くかなぁ」と答えると、しばらく黙って空を見上げていた息子が一言。
「……ぼく、ロケット買うわ」
なんて頼もしいんだと思いながら、心の中で「その発想、ずっと大事にしてね」とつぶやきました。(京都府・Rさん・30代・男性)
ーーこうしたエピソードは、一見して子供の気まぐれに振り回されているように捉えられがちです。ですが、子どもの質問は「知識がほしい」だけでなく、「親と会話したい」「関心を持ってほしい」というサインでもあります。「全部答えなきゃ」と構えすぎず、時には「いい質問だね、一緒に調べてみようか」と返す柔らかさが、親子の会話にはちょうどいいのではないでしょうか。
◇ ◇
親の熱意がちょっと空回りしてしまう瞬間。それもまた、子育ての尊い一コマです。Kさんは最後に、こう振り返ってくださいました。
「話は完全にスルーされたけど、一緒に空を見上げたひとときは、なんだか特別でした。娘も、空の色うんぬんの説明より『お父さんと過ごした時間』を覚えていてくれたらうれしいですね」
「なぜ空は青いの?」--その答えよりも、誰に、どうやって聞いたか。そんな記憶が、大人になった子どもたちの中に、優しい思い出として残るのかもしれません。
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