「iPhone 16e、バッテリー超長もちってホント?」気になっても試さないほうがいいです
約1ヶ月前に登場したiPhone 16e、ずっと気になっていたのがバッテリーの持ち具合。Apple(アップル)公式ページには最大26時間のビデオ再生に対応と書かれています。でも動画再生を26時間連続で、とかまずしません。
ふつうに使ったら、どれくらいもつんでしょう?
気になったので「iPhone 16eのバッテリー、0%になるまで帰れません」という意気込みで使ってみたのですが、0%にするために無理矢理バッテリーを消耗させないと帰れないほどもちました。
ふつうに使うのであれば丸1日の使用もぜんぜん問題ないと思われます。バッテリーを重視するならiPhone 16eは大いにアリです。
以下、iPhone 16eのバッテリーテストを行なった1日の様子をご紹介します。iPhone 16eの“e”は「efficiency(効率)」のことなのかも。
【6:00】 100%:満充電と共にいざ、出発
この日の装備はiPhone 16e、財布、カメラ、普段使いのiPhone 15 Proのみ。もちろんモバイルバッテリーは持っていきません。
午前6時の時点でiPhone 16eのバッテリー残量は100%。充電ケーブルを抜き、まずは歩いて最寄駅まで向かいます。
【6:40】100%:最寄駅に到着
Apple Musicからダウンロードした音楽のプレイリストを聴きながらトコトコ歩くこと約30分。最寄駅に到着しました。このときバッテリー残量は100%と変わらず。
改札は「Wallet」アプリに入れたSuicaで。まずは都内を出て最初の目的地(鎌倉駅・神奈川県)に向かいます。
【8:30】93%: 「日帰り旅行の1日」再現スタート
Shot on iPhone 16e乗車前や乗換の際に『Yahoo!乗換案内』アプリで経路や遅延情報を確認し、乗車中は『Netflix』アプリで事前にダウンロードしたドラマをひたすら見ていました。
鎌倉駅に着いたので、カメラを使い始めます。上掲の画像はiPhone 16eで撮影した写真ですが、超広角レンズを搭載していないため引きの写真は自分が下がって撮る必要があるなど、ほかのiPhoneとの差をさっそく感じました。
Shot on iPhone 16e『Googleマップ』アプリで経路を検索しながら最初にたどり着いたのは鶴岡八幡宮。ここでは境内に咲く桜をパシャリ。マクロ撮影も非対応ですが、この距離にしてはなかなか綺麗な写真が撮れた気がします。いい感じ。
【9:30】 87%:思ってたのとちがう
神社で参拝をした後はお腹が空いたため、空いてるお店を検索して探してみることに。このときバッテリーはまだ87%。このときはなんだか心強い気がしていました。
Shot on iPhone 16e有名な喫茶店に入り、名物のホットケーキを注文。焼き上がるのを待っている間にこの後向かうロケーションなどを調べるなどしました。この時点でiPhone16eのバッテリー残量は84%。
…使いっぱなしにもかかわらず、まだ16%しか減っていません。
「このままでは日帰りどころか日をまたいで野宿に突入するのでは?」
恐怖心に駆られ、店を出たら写真や動画を今まで以上に撮ることを決意します。
【12:00】76%:6時間経過してもまだまだ減らないバッテリー
Shot on iPhone 16e寄り道をしながら徒歩で移動し、海が一望できる浜辺に出ました。綺麗な景色を見ると心が洗われます。
この時点で計測開始から6時間が経過、それにも関わらずバッテリー残量は76%と余裕な感じ。5Gオートの状態でネットやSNSをチェックして写真や動画もたくさん撮っているのにどうしてそんなに元気なの?
【13:25】70%:予定では折り返しの時間
浜辺を後にし、徒歩と電車を併用して第2の目的地に向かいます。途中でお昼ご飯に塩もりそばをいただくことに。スタミナをつけてこの後の戦いに備えます。このときのバッテリー残量は70%だったからです。
【15:00】62%:タフすぎる。怖い。
Shot on iPhone 16e次の目的地は江ノ島。この時点で計測開始から9時間が経過したにも関わらず、バッテリーはまだ6割近く残っています。
【16:00】50%:島巡りと果ての洞窟
Shot on iPhone 16e写真や動画を撮りながら江ノ島を巡り歩くこと約1時間。最奥にある洞窟に到着しました。この時点でようやくバッテリーが半分を切りました。ところで見てください、この美しいパノラマ写真を。おー、ビューティフル。
写真や動画の撮影だけでなく、セルラー通信を使ったアプリのダウンロードも行なうなどかなりハードな使い方をしたつもりです。だけどなかなか減らないバッテリー、一体どうなっているのでしょうか。
【17:05】40%:「何が何でもバッテリーを0%にしよう」
計測開始から約11時間が経過した17時05分の時点で未だにバッテリー残量は40%も残っています。このまま家へ向かってもバッテリーが底を尽きることはないと判断し、緊急会議を実施。予定を変更し延長戦を行なうことに。
Shot on iPhone 16e橋を渡っている最中にふと横を見ると、富士山と夕焼けの美しい風景が目に入ってきました。これも美しすぎるのでiPhone 16eでパシャリ。僕はバッテリーを使い切るためにあともう少し頑張るよ!
【19:00】26%:ネオンな街並みを彷徨う
湘南から電車で横浜中華街へやってきました。乗車中はYouTubeで動画を見たり、Netflixでダウンロード済みのドラマの続きなどを楽しんだ結果、バッテリー残量は26%に。
中華街の入り口前でこの日初となる夜景を撮影してみました。しっかりと明るく撮れてるのがすごい。テンション上がってきました。
【21:00】15%:バッテリーは残りわずか。近づくフィナーレ
Shot on iPhone 16e中華街で夕食を済ませ、散歩がてら近くの海浜公園へ。横浜ベイサイドの夜景のおかげで写真撮影が捗ります。
計測開始から15時間が経過、バッテリー残量は15%に。これだけ使って15%…! すごすぎるよ、iPhone 16e。
【21:40】10%:低電力モードをオン、まだ終われません
その後はAirPods Proを装着し、Apple Musicからダウンロードした曲を聴きながら夜の横浜を散歩。21時40分の時点でバッテリー残量が10%になったため、低電力モードをオンにして最寄駅へ向かうことにしました。
ようやく、自分の体力とバッテリー残量がシンクロしているように思えてきました。
【23:00】1%:最寄駅に到着して数分後、ようやく終わりが見えた
都内の最寄駅に到着して数分後にバッテリー残量がついに1%に。帰りの電車では行きと同様『Yahoo!乗換案内』アプリで経路を確認し、『Netflix』アプリでドラマを視聴しながら帰りました。ここまでよく耐えてくれました。
【23:07】0%:計測開始から約17時間後にバッテリー切れを確認
最寄駅に到着後、音楽を聴きながら歩いて家へ向かっている最中にバッテリー切れを確認しました。ここまでお見せしてきたように、かなりハードな使い方をしても早朝から深夜まで使えることが判明しました。
バッテリーを重視するならiPhone 16eは大いにアリな選択肢だと身をもって感じられました。実に恐るべし、iPhone 16eの粘り強い生命力よ...。