【名古屋ウィメンズ】世陸代表に名乗り!佐藤早也伽が2時間20分59秒で日本勢最高2位/詳細
<陸上:名古屋ウィメンズマラソン>◇9日◇バンテリンドームナゴヤ発着(42・195キロ)
23年世界選手権代表の佐藤早也伽(30=積水化学)が日本歴代9位の2時間20分59秒で日本人トップの2位でフィニッシュした。自己ベストを大きく更新してレースを終えた。9月の世界選手権東京大会の最終選考会で、自己ベスト2時間22分13秒切りを誓っていた。
優勝は2時間20分40秒のチュプキルイ(34=ケニア)だった。
- 日本人トップの2時間20分59秒でゴールし感極まる佐藤早也伽(撮影・森本幸一)
■■ 最終順位(タイムは速報値) ■■
(1)チュプキルイ 2時間20分40秒
(2)佐藤 早也伽 2時間20分59秒
(3)チュンバ 2時間21分35秒
(4)上杉 真穂 2時間22分11秒
(5)加世田 梨花 2時間23分05秒
(6)バットドイル 2時間23分29秒
(7)ロジャーズ 2時間23分51秒
(8)ポンペアー二 2時間24分53秒
(9)大森 菜月 2時間25分36秒
(10)五島 莉乃 2時間26分08秒
- 2位でゴールし笑顔でポーズを決める佐藤早也伽(撮影・森本幸一)
◆レース経過 ※タイムは速報値
◆スタート 午前9時10分に号砲。晴れ、気温8・5度、湿度34%、北西の風2・4メートル。先頭集団前方に加世田梨花ら
- 名古屋ウイメンズマラソン スタートする選手たち(撮影・森本幸一)
- 名古屋ウイメンズマラソン スタートする選手たち(撮影・森本幸一)
◆1キロ 3分19秒で通過
◆2キロ この1キロも3分19秒。加世田梨花は先頭集団前方をキープ
◆3キロ この1キロは3分20秒。先頭集団に招待選手の加世田梨花、佐藤早也伽、五島莉乃、上杉真穂
◆5キロ 16分42秒で通過。先頭集団は25人ほど、給水ポイントで大きな混乱なし
◆7キロ 加世田梨花は先頭集団前方をキープ。徐々に集団が分かれる
◆10キロ 33分28秒で通過、予定よりもやや遅いペース。先頭集団は加世田梨花ら10人、大森菜月(30=ダイハツ)がくらいつく。9秒遅れで第2集団が追う。給水ポイントで大きな混乱なし
◆15キロ 50分16秒で通過、先頭集団9人の中に加世田梨花ら日本人選手5人、設定よりも14秒遅いペース。給水ポイントで大きな混乱なし
◆16キロ 初マラソンの五島莉乃が遅れ始める
◆20キロ 加世田梨花ら日本人選手4人を含む先頭集団7人が1時間07分01秒で通過。五島莉乃は14秒遅れで粘る
◆中間点 1時間10分37秒で通過。佐藤早也伽が先頭集団の前方につける
◆23キロ ペースメーカーがコースを間違えそうになるが加世田梨花が指示を出し正しいコースに
◆25キロ 1時間23分42秒で通過、加世田梨花がペースメーカーの後ろにつける、大森菜月が遅れ始める。五島莉乃は第2集団に吸収された
◆27・5キロ 先頭集団後方でもがいていた上杉真穂が遅れ始める
◆30キロ 1時間40分20秒で通過、設定タイムに少し戻してきた。ペースメーカーが外れる。23年世陸代表の2人、佐藤早也伽が3位、加世田梨花が4位で追う。フィニッシュ予想は2時間21分10秒
◆31キロ 先頭集団はチュプキルイ、チュンバ、佐藤早也伽の3人。加世田梨花が遅れる
◆32キロ 加世田梨花が先頭集団に追いついた
◆33キロ チュプキルイ、チュンバがペースを上げる。佐藤早也伽が5メートルほど離された、加世田梨花も再び遅れる
◆35キロ チュプキルイとチュンバが1時間57分00秒で通過、1秒遅れで佐藤早也伽が食らいつく。加世田梨花は23秒遅れと離された。フィニッシュ予想は2時間21分02秒
◆36・5キロ チュプキルイがスパート。佐藤早也伽がチュンバを抜き2位浮上
◆37・5キロ チュンバが佐藤早也伽に追いついてきた
◆38・3キロ 佐藤早也伽がペースを上げ、チュンバを置き去りチュプキルイを追う
◆40キロ チュプキルイが2時間13分26秒で通過、16秒差で佐藤早也伽が追う
◆41キロ 佐藤早也伽が必死にチュプキルイを追う
◆フィニッシュ チュプキルイが2時間20分40秒で優勝。佐藤早也伽は日本歴代9位の2時間20分59秒で日本人トップの2位となった
- 1位でゴールするシェイラ・チェプキルイ(撮影・森本幸一)
- 2位でゴールし感極まる佐藤早也伽(撮影・森本幸一)
- 2位でゴールする佐藤早也伽(撮影・森本幸一)
- 2位でゴールする佐藤早也伽(撮影・森本幸一)
- 2位でゴールし感極まる佐藤早也伽(左)(撮影・森本幸一)
- 2位でゴールし感極まる佐藤早也伽(左)(撮影・森本幸一)
- 日本勢最高の2位でゴールし、笑顔の佐藤早也伽。右は積水化学の野口英盛監督(共同)
■招待選手
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■コース図
- 【イラスト】名古屋ウイメンズマラソンコースマップ
■代表選考レース
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◆世界選手権女子マラソン代表への道 出場枠は最大3。23年4月~25年3月で3大会以上に出場し、そのうち2大会の記録と順位を基に日本陸連が算出したポイントで1位となった上で、23年11月5日~25年5月4日の期間内に参加標準記録(2時間23分30秒)を突破するか世界ランクで資格を得れば内定(暫定トップは安藤)。日本新記録を樹立し、9日の名古屋ウィメンズ終了時点で日本記録保持者の場合も代表入り。その他の代表は、選考3レースの標準突破者から総合的に判断される。現時点の突破者は小林香菜、鈴木優花。