5年半の「嵐」CM258本を分析 出演数1位は二宮。では注視度トップは?
2026年5月31日の東京ドーム公演で活動を終了した「嵐」。1999年のデビュー以来、国民的アイドルグループとしておよそ27年間、芸能界のトップを走り続けた。活動中は、その絶大な人気も相まって、多数のCMに出演。では、その中で特に人々の視線を引きつけたのはどのCMか。関東と関西の2600世帯にカメラを設置し、「実際に見られたCM」を測定するREVISIOの5年半分のデータを用いて、嵐の“刺さったCM”を紹介する。
嵐のラストライブが2026年5月31日に行われた東京ドーム(画像/健太 上田 - stock.adobe.com)
まさに国民的アイドルグループにふさわしいラストだった。2026年3月から開催されたラストツアー「ARASHI LIVE TOUR 2026『We are ARASHI』」には計約69万人が集結。26年3月4日に配信された新曲「Five」も、初日にオリコンデイリーストリーミングランキングで1位を獲得。約320.9万回再生され、配信初日の再生数としてはBTSを超えて過去最高を記録した。
ラストライブの直前に放送されたCMも話題になった。26年5月24日に、異例となる民放キー局5局での同時CMを放送。同月31日の東京ドーム公演の生配信を、公式映像配信サービス「FAMILY CLUB online」で行うと告知した。テレビでも、最後まで規格外の実力を見せつけた。
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人気タレントとCMは切っても切れない関係にあるが、とりわけ数多くのCMに出演したのが嵐だ。2020年の「タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)では、男性部門のトップ5を独占するという前例のない記録を残した。19社のCMに起用された櫻井翔を筆頭に、2位相葉雅紀(17社)、3位松本潤(16社)、4位大野智(14社)、5位二宮和也(13社)と、メンバー全員で79社(メンバー間での重複CM含む)ものCMに起用された。一方で、グループ活動を休止した21年以降は、各メンバーの出演傾向は大きく変わった。
では、特に視聴者の視線を集めた嵐のCMはどれか。センサーで計測した「注視度」で評価するサービスを実施するのが、視聴データ計測のREVISIO(リビジオ、東京・千代田)だ。同社は関東の2000世帯と関西の600世帯のテレビに人体認識センサーを設置。人が画面を見ていた秒数を自動的に記録し、番組やCMの「注視率」を割り出す。
ただし、CMの注視率は前後の番組の視聴率に影響されるため、同時間帯のCM放送枠全体の注視率を基準として、CM注視率を評価する「Cスコア」を算出する。Cスコアは、平均的なCMが「100」となるように調整されている。
編集部では、Cスコアをチェックできる同社の分析ツール「REVISIO One」を用いて、データのある2020年10月~2026年4月に放送され、嵐のメンバーが1人以上出演して延べ視聴率250GRP以上だった258本のCMを集計対象として分析した。