「なぜ “いらっしゃいませ” と言わないんだ」と店員に聞いたら、すごい理由を言い返してきた / カンバ通信:第392回

ジャンボ! 今回もケニアでのポテ活を報告するね。

今回行ってみたのは「kuku Fiesta」っていうお店。首都ナイロビの北部バイパス沿いにあってね。

で、このレストランのスタッフが、全然お客さんを歓迎しないんだよ。「いらっしゃい」の一言も発しない。

中に入って、なんで歓迎しないのかスタッフの一人に聞いてみたら……

スタッフ「お客さんは『kuku Fiesta ポテトとチキン』っていう名前を見れば勝手に入ってくるから、わざわざ歓迎する必要ないんだ」

って言われたんだ。普通そんなこと言う? なんという自信。というか、殿様商売だよね。でも、まさに私みたいなのを指しているのかなって。店の名前を見ただけで入っちゃったし。

それから、そのスタッフは、この店はセルフサービスだって言ったんだ。でも、先にお金を払わないといけなくて、払ったらポテトが出てくるっていうシステム。

ポテトを食べてたら、大勢の人が店に入ってきた。「これで腹いっぱいポテトとチキンを食べるぞ〜ッ!」って言いながら踊ってる人もいたよ。

ところが!

その直後、運悪く停電しちゃってさ。

そしたら、そのグループの人たちがめっちゃ怒り出して、ものすごい剣幕で「俺のポテトはどうなるんだ!」って詰め寄り始めたからマジで怖かった。

でも、幸いなことに2分くらいで電気が戻って、みんなまたハッピーになってた。

ある者は、相当に腹が減っていたのか「また停電する前に早くポテトを作ってくれ!」ってスタッフに叫んでいたけど、その後は全然停電しなかった。

ちなみにポテトにはトマトケチャップが付いてこなかった(別売り)。

仕方なくトマトケチャップを1個5ケニアシリング(約6円)で購入。ポテトは120ケニアシリング(約136円)だったから、合計125kes(約142円)。

正直言って、そこまで美味しいポテトじゃなかったかな。したがって二度目はないかな。とはいえ、この店は今後も繁盛していくことだろう。

なにせ『kuku Fiesta ポテトとチキン』っていう名前を見れば、勝手に入ってくる客が後を絶たないから。そう、私みたいに。クワヘリ!

執筆:チャオス(カンバ族) 超訳:GO羽鳥 Photo:RocketNews24.

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