FX/為替「ドル/円今日の予想」 外為どっとコム トゥデイ 2026年6月2日号
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年6月2日8時30分執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼1日(月)の為替相場 (1):イラン、「米国との協議を停止」報道 (2):ISM製造業景況指数 4年ぶり高水準(3):米大統領「協議は継続中、急速に進んでいる」
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:160円をうかがう展開/ ▼注目の経済指標・イベント
1日(月)の為替相場
期間:1日(月)午前7時00分~2日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):イラン、「米国との協議を停止」報道
イランのタスニム通信は、「イスラエルによるレバノンの親イラン組織ヒズボラへの攻撃への抗議として、米国との協議を停止している」と報じた。また、「イラン、イエメン、レバノン、イラクのシーア派同盟勢力を含む「抵抗戦線」がホルムズ海峡の完全な封鎖のほか、バブ・エル・マンデブ海峡を含むほかの戦線の活性化を柱とする方針を設定した」と伝えた。 なお、これより前に、日本の高市首相はイランのペゼシュキアン大統領と電話で会談し、「話し合いを通じた事態の沈静化が最も重要であるという日本の一貫した立場を改めて伝えた」と記者団に述べた。これに対してペゼシュキアン大統領は「日本船にホルムズ海峡の「いっそうの」容易な通航を保証する」とテレグラムに投稿していた。
(2):ISM製造業景況指数 4年ぶり高水準
米5月ISM製造業景況指数は54.0と市場予想(53.0)以上に前月(52.7)から上昇し、2022年5月以来の大幅な拡大となった。構成指数では新規受注が56.8と前月(54.1)から大幅に上昇。AI関連の投資ブームやイラン戦争の影響による価格上昇や供給不足を見越して企業が発注を前倒しにしたことなどが要因として挙げられた。また、雇用は48.6と前月(48.4)から小幅ながら改善した。
(3):米大統領「協議は継続中、急速に進んでいる」
トランプ米大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と親イラン組織ヒズボラの代表者と電話会談を行い、イスラエルと「ベイルートへの部隊派遣を行わないこと」に同意したほか、双方が互いに攻撃をしないことに同意したと表明した。また「イランとの協議は継続しており、急速に進んでいる」と自身のSNSに投稿した。
1日(月)の株・債券・商品市場
日経平均: 66934.33 △604.83
豪ASX: 8729.411 ▼2.241
上海総合: 4057.740 ▼10.829
英FT: 10338.95 ▼70.33
独DAX: 25003.04 ▼101.66
NYダウ: 51078.88 △46.42
日10年債: 2.686 △0.019
豪10年債: 4.8823 △0.0509
英10年債: 4.898 △0.086
独10年債: 3.003 △0.065
米2年債: 4.0328 △0.0287
米10年債: 4.4532 △0.0177
NY原油: 92.16 △4.80
NY金: 4506.30 ▼86.70
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)
【情報提供:外為どっとコム】
- ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
- ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円: 159.100 ~ 160.300
ユーロ/円: 185.100 ~ 186.300
ポンド/円: 214.100 ~ 215.500
豪ドル/円: 113.900 ~ 114.700
ドル/円の見通し:160円をうかがう展開
昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。米国とイランの和平協議をめぐる不透明感が広がる中、4月30日以来の高値となる159.76円前後まで上昇する場面があった。イラン側はイスラエルによるレバノンへの攻撃を理由に米国との協議を停止すると発表。一方、トランプ米大統領は、イスラエルとレバノンの親イラン組織ヒズボラから互いに攻撃停止の確約を取り付けたと主張し、イランとの和平協議は継続中だと表明した。なお、昨日発表された米5月ISM製造業景況指数は4年ぶりの高水準へと上昇し、イラン戦争のさなかでもAI関連を中心に新規受注が活発であることをあらためて示した。米国経済およびドルの強さたる所以であろう。ドル/円は、本日も日本政府・日銀の介入姿勢を試す格好で節目の160円をうかがう展開となりそうだ。材料面では、NYタイムに発表される米4月JOLTS求人件数に注目したい。
注目の経済指標・イベント
06/02 (火)14:50 (米) カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演18:00 〇 (ユーロ圏) 5月消費者物価指数・速報値21:30 (米) ハマック・クリーブランド連銀総裁講演23:00 〇 (米) 4月JOLTS求人件数23:00 ◎ (英) ベイリーBOE総裁講演
24:00 (英) グリーンMPC委員講演
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
●免責事項本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。