【アメリカ中間選挙】トランプ氏もオバマ氏も激戦州ミシガン入り 物価高に苦しむ有権者の選択は?「こんな連中を追い出さなければ」【news23】
来週に迫ったアメリカの中間選挙で、いま最も注目されているのが激戦州・ミシガンです。この週末には、トランプ大統領、オバマ元大統領がそれぞれミシガン州入り。両陣営、総力戦となっています。
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■「トランプ現象」の震源地・ミシガン州で批判の声「大統領の通信簿」である、アメリカの中間選挙。この週末、全米の注目を集めたのが激戦州のひとつ、中西部「ミシガン」。「ラストベルト=さびついた工業地帯」と呼ばれる一角に位置し、自動車産業が盛んな労働者の街です。共和党 トランプ大統領(25日)「ここは素晴らしい場所。私はミシガンに、自動車産業を取り戻しつつある」ミシガン州はかつての「トランプ現象」の震源地。2016年の大統領選挙では、民主党を支持していた労働者層がトランプ氏支持に転じ、歴史的な大番狂わせを起こしました。しかし、いま、この場所で聞こえてくるのは、トランプ大統領への批判の声。民主党支持者「スーパーに行っても、ほとんど買えるものがない。ガソリンの高騰も至る所で目にする。ホルムズ海峡が封鎖されたこと、トランプ大統領が始めた戦争が原因だ」最新の世論調査では、ミシガン州の上院選で民主党候補が47%、共和党候補が46%と、民主党がわずかにリードしています。トランプ氏が演説を行った前日に、“因縁の地”へ応援に駆けつけたオバマ元大統領。民主党 オバマ元大統領(24日)「生活費高騰の直接的な原因は、現政権にある。最も悪い決断は、不必要な戦争を始めたことだ」「イラン戦争のために物価が高くなった」と、民主党側は攻勢を強めます。これに対しトランプ氏は、イランを「狂人」と呼び戦争を正当化しようと必死です。共和党 トランプ大統領(25日)「短期的には多少の打撃を受けるかもしれないが、たいした打撃ではない」「狂人(イラン)に核兵器を持たせないための代償としては安いものだ」■物価高に苦しむ国民「ガソリン代が1週間で約2万5000円」トランプ氏は「安い代償」と言いますが、国民の生活は追い詰められています。
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記者「食品の多くが値上がりしていますが、中でも値上がりしているのはさつまいも。1個で約500円します」常連客でにぎわうダイナーでは、卵や肉など、料理に欠かせない食材も軒並み値上がりしているといいます。ダイナーの責任者 ハラムさん「トランプ大統領は『アメリカを再び偉大にする』と言っていて、当時は期待していました。でも今のアメリカが本当に偉大なのか疑問です。なぜなら何もかも値上がりしていて、これだけ大きな打撃を受けているので」当然、日々の足にも、その負担は重くのしかかります。イランとの戦闘が始まってからアメリカのガソリン価格は高止まり。男性「仕事を掛け持ちしているから150〜170ドル(約2万5000円)くらいかかるよ。(ガソリン代)1週間分さ」「服を買ったりするためには、別の収入源が必要だから。本当に厳しいよ」■ラストベルト・ミシガンの製造現場を苦しめる「トランプ関税」さらにミシガンは、カナダと国境を接する州。現在、アメリカはカナダから輸入する鉄鋼やアルミニウムなどに、50%の追加関税をかけています。トランプ氏はこれを自画自賛。トランプ大統領(25日)「今、アメリカは黄金時代を迎えています。ここは最も豊かで、最高であり、関税もあります」「メディアに叩かれたが、言ってやったのさ。『辞書にある言葉で、一番好きなのは関税だ』とね」しかし、そのトランプ関税が部品や原材料を隣国カナダに頼る、ラストベルト・ミシガンの製造現場を苦しめているのです。オークランド大学 デビッド・ドゥリオ教授「有権者はあらゆるものの価格に非常に不満を持っています。その失望をトランプ大統領に直接ぶつけられないので、怒りの矛先を共和党の候補者に向けています」物価高への不満が、“共和党離れ”を引き起こしています。有権者
「大人になってから、共和党以外に投票するのは今回が初めてだと思います。もう候補者が誰かは関係ありません。こんな連中を政治の場から追い出さなければ」
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有権者「どちらの政党も、もっとしっかりしてほしいです。正直、どちらの政党にも満足していません。相手候補をけなす話はもう聞きたくないです。国民の生活をよくするために、何をしてくれるのかを聞きたいんです」演説の最後、お決まりのスローガン「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」を再び高らかに誓ったトランプ大統領。共和党 トランプ大統領「我々はアメリカを再び力強く、豊かに、健康に、強靭に、誇り高く、そして安全にします。そして何よりも、我々はアメリカを再び偉大にします」スイング・ステート、揺れる州の一票が勝敗を決めるかもしれません。■共和党大敗ならトランプ大統領の“不正”追及か小川彩佳キャスター:日本も物価高ですが、アメリカも物価高です。また、車社会のため、ガソリン高ももろに市民生活を直撃していて、この中間選挙の大きな争点になっています。TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:物価高の原因は何かという議論の中で、▼イラン戦争によるガソリン・軽油の値上げ、▼関税、▼移民の強制送還による人件費の高騰と、すべてトランプ氏が始めた政策です。トランプ政策が全部裏目に出ており、なかなか方向転換ができておらず、窮地に立っています。小川キャスター:トランプ大統領が率いる共和党の苦戦が伝えられています。この中間選挙の結果次第では、トランプ大統領の残り任期2年が大きく左右されます。TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:この選挙の意味付けは、下院は全議席435、上院は3分の1(35議席)が改選で、仮に両方ともトランプ氏の共和党が勝てばそのまま継続するのですが、仮に下院だけ民主党が勝ったら弱いブレーキがかかる。下院・上院両方で民主党が勝てば、かなり強いブレーキがかかります。議会には「調査権限」があるので、トランプ氏の公私混同や、いろんなスキャンダルについて追及してくる。
参考人招致や証人喚問を行っていきますので、おそらくトランプ政権にとって相当の痛手になると思います。