飽和脂肪酸は本当に健康に悪いのか?正しい摂取方法で健康的な生活を!
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「脂質は健康に悪い」「飽和脂肪酸は心疾患の原因になる」といった話は聞いたことがあるかもしれません。 特に、1970年代以降、「植物油は健康的」「コレステロールは悪」といったメッセージが広まり、多くの人が「飽和脂肪酸=悪」というイメージを持つようになりました。しかし、最近の研究では「飽和は摂取方法を間違えなければ、一応健康をサポートする」ということがわかってきています。 今回は、飽和脂肪酸の本当の役割と、正しい摂取方法について解説します。
なぜ飽和脂肪酸は否定されてきたのか?
1960年代、米ミネソタ大学のアンセル・キーズ博士が「飽和脂肪酸の摂取が心疾患のリスクを高める」という研究を発表しました。この発表がもととなり、植物油メーカーが「コレステロールゼロの植物油は健康に良い」と宣伝しました。 結果「飽和脂肪酸=健康に悪い」というイメージが広まりました。
しかし、後にキーズ博士の研究データが都合の良い国のデータのみを選んでいたことが問題となりました。2010年代以降、多くの研究が行われ「糖質を制限している限り、飽和脂肪酸は心疾患のリスクを上げない」ということがわかっています。
飽和脂肪酸の役割と健康への影響
飽和脂肪酸は体にとってエネルギー源となるだけでなく、細胞膜の構成成分として重要な役割を果たします。また、適量の摂取により、以下のような健康効果が期待できます。
- エネルギー供給の安定:飽和脂肪酸はゆっくりと代謝されるため、血糖値を急上昇させにくい。
- ホルモンバランスの維持:コレステロールは性ホルモンやストレスホルモンの材料となる。
- 脳の健康をサポート:飽和脂肪酸は脳細胞の重要な構成要素であり、認知機能の維持に貢献。
つまり、飽和脂肪酸は「悪」ではなく、正しく摂取すれば健康をサポートする重要な栄養素なのです。
飽和脂肪酸を正しく摂取するためのポイント
飽和脂肪酸を健康的に摂取するためには、いくつかのポイントを抑えることが重要です。
1.糖質の過剰摂取を控える
飽和脂肪酸と糖質を同時に多く摂ると、体脂肪が増えやすくなり、血糖値の乱高下が起こる可能性があります。特に高GI食品(白米・パン・砂糖など)の摂取を控えめに、血糖値の安定を意識しましょう。2.良質な脂質を選ぶ
飽和脂肪酸を摂る際は、自然由来の食品を選ぶことが大切です。おすすめの食品
- グラスフェッド(牧草で育った牛から取った)バターまたはグラスフェッドギー
- ココナッツオイルまたはMCTオイル(オーガニック)
- 牛肉(適量:できればグラスフェッドがおすすめ
- 卵(コレステロールは一応健康に良い)
避けるべき脂質
- トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)
- 化学薬品を使いオメガ6が多い加工された植物油(サラダ油、油、コーン油など)
3.オメガ3脂肪酸とバランスをよく摂取する飽和脂肪酸とともにオメガ3脂肪酸(青魚・亜麻仁油・エゴマ油)を摂取することで、炎症を抑え、健康をサポートできます。
4.適度な運動習慣
飽和脂肪酸を摂取する際は、運動習慣を取り入れることで、エネルギー代謝がスムーズになり、体脂肪の不足を防ぐことができます。- 食後10~15分のウォーキングを習慣化
- 週に2~3回の筋トレを取り入れる
まとめ:飽和脂肪酸は正しく摂れば健康の味方!
飽和脂肪酸は長年「健康に悪い」と思われてきましたが、糖質を制限し、適切な種類・量を摂取すれば、健康をサポートする重要な栄養素です。
- 糖質を抑え、血糖値を安定させる
- 自然由来の良質な脂質を選ぶ
- オメガ3脂肪酸とのバランスをとる
- 適度な運動を取り入れる
この4つのポイントを意識し、正しい脂質の摂取で健康的な生活を送りましょう!