中国ファーウェイが新型AI半導体開発、エヌビディア代替=報道

4月27日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)が最新かつ最も高性能の人工知能(AI)プロセッサーの試験を準備していると報じた。写真は北京の同社店舗で2024年4月撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)

[27日 ロイター] - 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は27日、中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)が最新かつ最も高性能の人工知能(AI)プロセッサーの試験を準備していると報じた。米半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabの一部ハイエンド製品の代替となることを期待しているという。

報道によると、ファーウェイは「アセンド910Ⅾ」と呼ぶ新型半導体の技術的実現可能性をテストするため、中国のテクノロジー企業数社に接触した。

ファーウェイはアセンドAIプロセッサーの最新版となる910Dの性能がエヌビディアの「H100」を上回ることを期待し、早ければ5月下旬にも最初のサンプルを受け取る予定という。

ロイターは21日、ファーウェイが中国顧客向けにAI半導体「910C」の量産出荷を5月にも始める予定だと伝えた。 もっと見る

米政府は特に軍事面などで中国の技術開発を制限するため、エヌビディアの最先端AI製品の対中輸出を規制してきた。

エヌビディアはコメントを控えた。ファーウェイはロイターのコメント要請に応じていない。

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