『ボーダーランズ4』Day1パッチには重要な改善・最適化が含まれる―ただし「パフォーマンスに対しては現実的な期待を持ってほしい」とCEO発言
Gearbox Entertainmentの社長兼CEOのランディ・ピッチフォード氏は、9月12日に発売予定の『ボーダーランズ4』について、Day1パッチには多くのパフォーマンス改善が含まれると発言しました。
パフォーマンス不良を指摘するライターに対しCEOが返信
9月12日に発売を控えた本作では、レビュアーを対象としたプレビュー版の先行プレイが進行中。レビュー動画や記事などが公開されつつあり、パフォーマンスを不安視する意見も散見される状態となっています。その中で、かくつきやクラッシュ、fpsの低下などが特に酷かったと報告した海外ライターに対し、ランディ・ピッチフォード氏が返信を行いました。
それによると、発売日に配信予定のDay1パッチには重要な改善や最適化が多数含まれているとのこと。また、2Kの品質保証部門からは、最低要件のPCでも通常は中設定で60fpsを達成できる(解像度に関しての言及は無し)との報告を受けていると説明しました。
該当ライターが遭遇した問題は電源ユニットの故障が原因か
該当ライターが海外メディアDestructoidで公開した記事を確認してみると、推奨要件には到達していないものの最低要件は上回ったスペックのPCでプレイしていた様子。しかし、記事の公開後PCの挙動自体にも問題が生じ、修理に出したところ電源ユニットの故障が判明したといいます。
電源ユニットを交換し、2KのPR部門のアドバイスに従って設定を微調整した結果、報告したパフォーマンス上の問題はほとんど解決したとのこと。最低要件を上回ったPCであるにもかかわらず特に酷いパフォーマンスを経験していたのは電源ユニットの故障が原因であった可能性が高いようです。
「パフォーマンスに対して現実的な期待を持ってほしい」との発言も
一方で、ピッチフォード氏は、「最低要件を下回る環境では遊べないことを想定しておくべき」「パフォーマンスに対しては現実的な期待を持ってほしい」とも発言。本作は、大規模でオープンなAAAタイトルであるため、スペックが低い、あるいは古いPCでは最新の高性能PCほどのパフォーマンスは得られないかもしれないといいます。加えて、HDDにインストールすることがかくつきの原因になる可能性もあるとしています。
また、様々なスペックと設定においてどの程度のパフォーマンスを発揮できるかを示す資料の作成を指示したとのこと。ソフトウェアが内部で行っている処理の複雑さを考慮すると、パフォーマンスと最適化には自信を持っているとして返信を締めくくっています。
システム要件(Steamストアページより)
最低:
OS: Windows 10 / Windows 11
プロセッサー: Intel Core i7-9700 / AMD Ryzen 7 2700X
メモリー: 16 GB RAM
グラフィック: NVIDIA GeForce RTX 2070 / AMD Radeon RX 5700 XT / Intel Arc A580
ストレージ: 100 GB の空き容量
推奨:
OS: Windows 10 / Windows 11
プロセッサー: Intel Core i7-12700 / AMD Ryzen 7 5800X
メモリー: 32 GB RAM
グラフィック: NVIDIA GeForce RTX 3080 / AMD Radeon RX 6800 XT / Intel Arc B580
ストレージ: 100 GB の空き容量
9月12日発売
様々な改善や最適化を行うDay1パッチの存在が明言された『ボーダーランズ4』は、PC(Steam、Epic Games Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに9月12日に発売予定。ニンテンドースイッチ2向けにも10月3日に発売予定です。
《ライター:kamenoko,編集:H.Laameche》