トランプ大統領「合意急がぬように」と交渉団に指示 イランとの協議、主張食い違う
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戦闘終結に向けたイランとの合意について、アメリカ・トランプ大統領は「まもなく発表される」とアナウンスしていましたが、一転してアメリカ側の交渉団に「合意を急がないよう伝えた」とSNSに投稿しました。舞台裏で何が起きているのでしょうか。
トランプ氏「最終段階」
日本時間24日午後9時すぎ、トランプ大統領が自身のSNSに投稿したのは、AIで生成されたとみられる画像です。ホルムズ海峡でイラン革命防衛隊の高速ボートが爆発している様子を描いたものとみられ、「アディオス(さようなら)」という言葉が添えられていました。
この投稿のおよそ16時間前、トランプ大統領は仲介国のパキスタンやサウジアラビア、UAE、カタールなど中東諸国の指導者らと電話協議をしたことを明らかにしていました。
日本時間24日午後4時ごろには、インドを訪問中のルビオ国務長官が「今後、数時間のうちにホルムズ海峡に関して、世界にとって朗報が届くことになるでしょう」と述べていました。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、最終調整中の覚書には停戦が60日間に延長されることが含まれると報じています。この期間中、イラン側は通航料なしでホルムズ海峡を開放し、海峡に敷設した機雷を除去することで合意したといいます。その見返りに、アメリカ側はホルムズ海峡の“逆封鎖”を解除し、イランの石油販売を認めるということです。
交渉は順調に進んでいるように見えますが、両国で食い違いも出てきています。
イランの革命防衛隊に近いファルス通信は「海峡を通過する船舶数を以前の水準に戻すことは同意しましたが、これは決して『自由な航行』を意味するものではありません。ホルムズ海峡は引き続き、イランの管理下に置かれることになります」と報じています。
もう一つの焦点となっているのは、イランの核開発についてです。アクシオスは、覚書の草案に、イランが核兵器開発を決して行わないことや、ウラン濃縮計画の停止、高濃縮ウランの備蓄撤去を巡る交渉が盛り込まれていると報じています。
イスラエルのネタニヤフ首相はトランプ大統領とのツーショットの画像を投稿しました。
しかし、イランのタスニム通信やファルス通信は「覚書の草案にはイランに関するいかなる義務も含まれていません。核の分野のいかなる措置も受け入れていません」と正反対の内容を報じています。
世界が停戦合意の詳細を待つ中、日本時間24日午後11時すぎ、トランプ大統領はSNSに「私は代表団に対し、時間は我々の味方であるため、急いで合意を結ばないよう伝えています。ホルムズ海峡は合意が成立し、認証され、署名されるまで完全に封鎖が維持されます。彼らは核兵器の入手や開発ができないことを理解しなければなりません」と投稿しました。
アクシオスは、イランのモジタバ師を含む指導部の承認には数日かかる可能性があると報じています。
(2026年5月25日放送分より)