どのような場所でも「餌やり禁止」は禁止!? 猫と人が共生する街・イスタンブール 街角には“猫の家”とくつろぐ子猫たちの姿

トルコのイスタンブールは、首都アンカラの人口の2倍以上、約1500万人が暮らす大都市です。そしてイスタンブールは猫と人が共存する街としても有名です。トルコでは国が猫を保護しているため、イスタンブールでも人と猫が共存するためのさまざまな取り組みが行われています。

イスタンブールの街に佇む猫たち ※画像はイメージです(osman/stock.adobe.com)

繁殖力の強い猫が増えすぎることなく、のんびりと暮らすことが可能な理由について『猫の都イスタンブールに住んでみた』の著者、アジアねこ散歩さんに話を聞きました。

どこでネコたちにごはんを配っても…

─イスタンブールの猫たちには、自由に餌や水を得られる場所や夜眠る場所があるのですか?

地域の人たちや行政の手で、日々ネコたちのためのごはんや水が配られています。例えば日本では公園などで「動物への餌やり禁止」と記載された看板を見ることがあるでしょう。さらに報道などで地域猫にごはんを与えたことから、近隣住民のトラブルとなった例も存在します。

このような看板設置や餌やりを制限する行為が、イスタンブールでは動物愛護法により禁止されています。

観光客含めて誰がどこでネコたちにごはんを配っても怒られることはありません。

寒さをしのぐ場所として、猫の家が各所に設置されているのもイスタンブールならではの光景です。こちらも地域の誰もがネット通販などで購入して自由に設置できるほか、行政が設置することも多いです。

イスタンブールあるある‥

外にキャットタワーを設置😺🇹🇷 pic.twitter.com/ABO9yaPLSq

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