印、米制裁対象のイラン関連タンカー3隻拿捕 監視強化=関係筋
Saurabh Sharma[ニューデリー 16日 ロイター] - インドが今月、イランと関連のある米制裁対象のタンカー3隻を拿捕し、同国海域での監視を強化していることが分かった。関係筋が16日明らかにした。自国の海域が違法取引に利用されるのを阻止する狙いがあるという。トランプ米大統領は今月、米国がインド製品に課す関税率を50%から18%へ引き下げることで合意したと表明。インドは見返りとして貿易障壁を下げるほか、ロシア産原油の輸入を停止する方針を示し、米印関係が改善していた。関係筋によると、拿捕されたのは「ステラ・ルビー」、「アスファルト・スター」、「アル・ジャフジア」の3隻で、沿岸国の法執行を逃れるため頻繁に船舶名を変更していた。所有者は海外に拠点を置いているという。イラン国営メディアによると、イラン国営石油会社は3隻やその積荷について、自社とは一切関係がないと述べた。インド当局は今月6日、インドの排他的経済水域内でタンカーの不審な活動を感知した後、ムンバイの西約100カイリの海域で船舶3隻を拿捕したとXに投稿していた。投稿は後に削除されたが、関係筋は3隻がさらなる調査のためムンバイに護送されたと確認した。インド沿岸警備隊はそれ以来、自国の海域で24時間体制の監視を行うため約55隻の船舶と10─12機の航空機を派遣しているという。インドが拿捕した3隻は、米財務省の外国資産管理局(OFAC)が昨年に制裁を科した船舶3隻と国際海事機関(IMO)登録番号が一致している。
LSEGのデータによると、3隻のうち2隻はイランと関連がある。ステラ・ルビーはイラン船籍で、アル・ジャフジアは2025年にイランからジブチに燃料を輸送した。アスファルト・スターは主に中国周辺の航海に従事していた。