美しい折りたたみPC「MateBook Fold」…だけど中国でしか買えないの
折りたたみに見えない!
Huawei(ファーウェイ)は昨年、3つ折りデザインのスマートフォンを発売して世界を驚かせました。今度はPC市場に向けて、「Huawei MateBook Fold Ultimate Design」なる新たな折りたたみPCをリリースしましたよ。
美しい折りたたみPC
Huawei MateBook Fold Ultimate Designは、通常は13インチサイズのノートPCのように携帯できます。
しかしながら、いざ折りたたまれているディスプレイを開くと、18インチサイズの大画面が出現。3296×2472ピクセル解像度のディスプレイ表示で、ピーク輝度も1600ニトという高さです。
Image: Huawei折りたたみディスプレイの最大の弱点は、ヒンジ部にあるといえるかもしれません。どうしても継ぎ目で表示が崩れてしまいがち。
Huawei MateBook Fold Ultimate Designでは、その継ぎ目の弱点がカバーされており、もうどこが折りたたまれるラインなのかすら見分けがつかないレベルに仕上がっているとのことですね。極薄ベゼルで、まさに全面ディスプレイという印象です。
Image: Huaweiもちろん、片方のディスプレイにはキーボードなどを表示し、一般的なノートPCスタイルでも利用可能。CPUの詳細スペックこそ明かされていませんが、本体メモリは32GB、SSDは最大2TBの容量を選択でき、バリバリ仕事にも使えそうです。
中国市場に限定のモデル
Huaweiの事業は、現在大きな岐路に立たされています。
米商務省の輸出規制リスト(U.S. Entity List)に載せられている関係で、ソフトウェア面では、WindowsやAndroid OSすら製品へ自由に搭載できない流れに。
Huawei MateBook Fold Ultimate Designには、当初の予想どおり、独自開発の「HarmonyOS 5」が採用されていますよ。
Image: Huawei大画面タブレットとしても、ノートPCとしても使えそうなHuawei MateBook Fold Ultimate Design。
中国市場限定で発売がスタートしており、1TBのSSDのモデルは2万3999中国元(約47万8000円)で購入できます。
折りたたみPCとしては、50万円を切る価格帯での販売を実現してきました。すでに先行するライバルメーカーのモデルと比較しても、なかなか魅力的です。
残念ながら、Windows 11モデルで日本上陸なんて展開は、夢のまた夢でしょうか~。
Source: Huawei