【観てよかった】名探偵コナンの最新プラネタリウム作品「閃光の宇宙船」が想像以上の迫力で大人も満足できる内容だった
子どもの頃にちょっと観たくらいで、それ以来ほとんど触れてこなかった「名探偵コナン」。
正直そこまで思い入れはなかったけれど、今回のプラネタリウム作品「閃光の宇宙船(ペイロード)」は、鑑賞後「これは人にすすめたい」と思えるくらい良かった。
私が鑑賞したのは、大宮駅からほど近い、さいたま市宇宙劇場。施設によって公開時期は異なるようだけど、コニカミノルタ系のプラネタリウムではこれから公開予定のところもあるようだ。
・土日も混雑の少ないプラネタリウム
さいたま市宇宙劇場はビルの一角にあって、いわゆる博物館のような展示や華やかさはない。
こぢんまりとした印象で、展示物やフォトスポットも少なめ。土曜日に行ったけれど、開演の20分前でも余裕で入れた。
混雑もなく、子連れでも安心。とはいえ、早く着きすぎると時間を持て余すかもしれないので要注意だ。
事前に券売機でチケット(大人620円)を購入。
上映前には簡単な星空解説があって、そこから「閃光の宇宙船(ペイロード)」がスタート。
・迫力満点のオリジナルストーリー
おなじみのテーマソングが流れると、一気にテンションが上がる。
登場人物の紹介もあるので、コナン初心者でも安心して観られる構成になっていた。
物語は、南の島・羽ヵ島の宇宙センターで起きたロケット打ち上げ中止の謎を、コナンと服部平次が追うという内容。テンポもよく、最初から最後まで飽きる暇がなかった。
スタッフの方が「途中、画面が激しく動くシーンがあります」と事前に教えてくれた通り、プラネタリウムならではのダイナミックな映像演出が光っていた。
特にロケット打ち上げのシーンでは、視界いっぱいに上昇していく描写が圧巻。まさに映画館では味わえないスケール感で、プラネタリウムならではの臨場感があった。
ちなみに、下から上に向かって動くアングルはちょっと酔いそうなので苦手な人は要注意。今回は、普段怖がりの子どもたちと一緒に観たが、問題なく楽しめた。
・満足度高め! 大人も楽しめる
周囲を見回すと、大人1人で観に来ている人もちらほら。子ども向けかと思いきや、大人でも十分楽しめる内容だった。
普段同じ作品を2回観ない私でも「もう一度観たい」と思えるくらいのクオリティ。映像の迫力だけでなく、物語としても見応えがあったのがポイントかなと思う。
本当はこの日、大宮ラクーンよしもとの舞台と迷っていた。でも結果的にコナンを選んで大正解。アニメ×プラネタリウムってこんなに相性がいいんだと驚かされたし、子どもも大人も満足できる体験だった。
ただ……やっぱり吉本も気になる。
また近いうち、今度は笑いを求めて大宮に行ってみようと思う。
参考リンク:プラネタリウム版名探偵コナン 執筆:夏野ふとん Photo:RocketNews24.