iPadを、圧倒的コスパで「持ち歩ける仕事場」に変身させました
iPadで仕事ができれば、もっと身軽になれる。
そう思い続けていました。しかし、純正のMagic KeyboardとApple Pencilを揃えると、iPad本体より周辺機器が主役みたいな金額で、毎回気持ちがスッと現実に引き戻されるんですよね。
安いキーボードケースを試したこともあるのですが、トラックパッドの操作感がいま一歩。OSもマルチタスクに不向きだったので「これならPCでいいや……」と結局フェードアウト。
しかし2025年のiPadOS 26では、ウインドウの扱いがよりPCライクになったことで、マルチタスクが大幅強化。iPadを仕事に寄せる現実味が一段上がりました。
今回、試してみたのは、ESRからサンプルとして提供された、「ESR Shift iPad 第11世代(A16)/第10世代用 キーボード付きケース」(以下、ESR Shiftキーボード)と「ESR iPad用 Find My(「探す」)対応スタイラス」(以下、ESR ペン)。
この2つで、いったん諦めた「iPad仕事用端末化計画」を再始動してみました。結論からいうと、最高ではありませんが、コスパの面で最良になりうる組み合わせです。
【ESR Shiftキーボード+ESR ペンのここがすごい】
- 大きめトラックパッドで、操作がPC寄りに快適
- キーボード脱着+自由な角度調整で、持ち歩き作業が捗る
- ペンが「探す」対応で、置き忘れ時もリカバリーできる
キーボードケースのトラックパッドが「仕事スイッチ」だった
正直、iPadを仕事端末にするうえでの鬼門は「トラックパッド」でした。
安いキーボードケースで挫折したときも、トラックパッドが小さく、感度もいま一歩。それらの違和感が積み重なって、作業のテンポが崩れていくんですよね。
その点、ESR Shiftキーボードのトラックパッド、感度は良好。
カーソル操作はもちろん、スクロール、アプリ切り替えなどのジェスチャーは素直に反応してくれますし、サイズが大きめで、広く使えるのもいいですね。
MacBookのトラックパッドとは「味付け」が違うので、まったく同じ挙動というわけではありません。そこを許せない人は一定層居ると思いますが、私の場合は、外出先でも「よし、仕事するか」のスイッチを入れてくれるフィーリングでした。
キーボードは11インチモデル用キーボードなので、レイアウトは多少窮屈さがあります。ここは事実。慣れは必要です。
しかし打鍵感は実用十分。
バックライトが点くのも地味に助かるポイントで、カフェの照明って意外とムラがあるので、キーがしっかり見えるだけでミスが減る=集中が途切れにくいと感じました。
キックスタンドは柔軟に角度調整できるのも助かりました。テーブルが低い日も、目線と姿勢を合わせやすく、画面の見やすさを支えてくれます。
iPadOS 26だと2-in-1スタイルが実用的だった
iPadOS 26のマルチタスク性も、期待どおり……いや、期待以上。アプリのウインドウ化はかなり自由度が増え、PCに近い配置感となりました。
おかげで、窮屈ながらも『ウェブで調べながら、画像を保存し、テキストエディタで原稿を書く』という、PCに近い作業レイアウトが組めています。
これまでiPadをノートPC風に運用できないか?と試行錯誤していた人も多いと思いますが、iPadOS 26でついにそのニーズを満たせるレベルに到達できたと感じました。
その点でESR Shiftキーボードは、iPadの機動力を活かしてくれる汎用性の高さがあります。
キーボードはマグネットで脱着可能。文章をガッツリ打つときはノートPCモード、資料を読む・見せるときはタブレットモード、と1台2役してくれるのがとても気に入りました。
要するに、iPadが「小さめPC」になりすぎないのです。
必要なときだけ仕事道具の顔をしてくれる──この距離感が、「持ち歩き端末として利用したい」というニーズに、カチリとハマったんです(フットワーク重視のPC選びでMicrosoftのSurfaceが人気な理由が改めてよくわかりました……)。
ペンはジェネリックで十分。でも「探せる」が外で効いた
続いて、ESR ペン。ここは良くも悪くも「ジェネリックApple Pencil」です。
筆圧検知はなし。傾き検知はあり。充電はUSB-Cで、ワイヤレス充電は非対応。スペック表だけ見ると、突出した万能感はありません。でも、私の場合はこれで十分でした。
私がペンを使うのは、主にPDFへの注釈、取材メモの走り書き、図解ラフの制作。いわば「精密な絵」より「仕事のための手書き」ですね。
このレンジだと、書き心地もレスポンスも問題なし。ペン先が遅れてくる感じもなく、メモ道具として素直に使えます。
そして、ここからが本題。「探す」対応です。
このESR ペンは、iPhoneの「探す」アプリから追跡可能。位置の精度は、いわゆるAirTagの互換トラッカーと同じ感触で「このへんにいる」までは突き止められます。音も鳴らせますが、音量は大きくないので、家の中でも別室では見つけづらく、騒がしい場所だと厳しいと思います。
……とはいえ、一度これに救われました。
出先で作業しようとして、ふと「あれ、ペンないぞ?」と。
こういう時に怖いのは、紛失なのか置き忘れなのかがわからないこと。でも「探す」で確認すると、ちゃんと手元付近に反応がある。結果、バックパックの底で転がってただけで、ただの笑い話で終わりました。
この「笑い話で終わらせられる」が、地味に大きい。
持ち歩きワークって、移動の回数ぶんだけ忘れ物リスクが増えるので、ペンが探せるのは確かな安心感。不安要素の排除、作業への集中、そして効率化にも繋がっていく保険のような存在になると思うのです。
iPad仕事化は「全部を置き換えない」ほうがうまくいく
今回の組み合わせで一番良かったのは、iPadを無理に完全なPC化しようとしなくて済んだことでした。
腰を据えてガッツリ作業するときは、やはり大画面なノートPCのほうが快適。画面の広さも入力の安定感も、やっぱり強いのは事実です。
でも、ちょい作業や移動が多い日は、立ち上げが軽くて身軽になれる、iPad+ESRのキーボードケース&ペンというコンパクトなシステムがマッチしているんですよね。
価格もESR Shiftキーボードが1万1999円、ESR ペンが4599円(Amazon価格)と手を出しやすい価格で、セール時だとさらに安くなります。
そう、いうなればこれは、約1.6万円で完成する「iPadお出かけ生産セット」。
キーボードもペンもUSB-Cでの充電が必要など、運用面で割り切るべきポイントはありますが、純正のMagic KeyboardとApple Pencilを揃えるほどの覚悟(と予算)はない。
でも、iPadで仕事のフットワークは上げたい。そんな人にとって、最高ではないけれど最良になりうる選択肢だと思います。
最後になりますが、この記事もすでにiPadで執筆しています。何も問題がなかったことをお伝えしておきます。
Source: Amazon.co.jp