見分けられる? NASA火星探査車の“頭”を比べてみよう
基本的な設計が同じキュリオシティとパーシビアランス。そんな2台の“頭”を見分けるポイントのひとつは、白い箱型構造の下に並んだ1組のカメラです。 どちらも四角い開口部を備えたカメラが2台ずつ並んでいますが、よく見ると、キュリオシティは開口部のサイズが左右で異なり、パーシビアランスは同じサイズであることがわかります。 このカメラ、キュリオシティのほうは「Mastcam」、パーシビアランスのほうは「Mastcam-Z」と呼ばれています。Mastcamは焦点距離が異なる望遠カメラと広角カメラで構成されていますが、Mastcam-Zは同じ設計のズーム対応カメラ2台で構成されているという違いがあります。 そのため、キュリオシティは開口部のサイズが違い、パーシビアランスは開口部のサイズが揃っているというわけです。 また、MastcamやMastcam-Zの外側に配置されているナビゲーション用のカメラ「NavCam」の数と形にも違いがあります。キュリオシティのNavCamはバックアップの1組を含む合計4台ですが、パーシビアランスは合計2台。ここに注目しても見分けやすいでしょう。 参考文献・出典 NASA - PIA24543: Curiosity's Selfie at Mont Mercou NASA - PIA26574: Dust Devil Photobombs Perseverance's Selfie
sorae編集部