知らない自分に出会えるかも!?薄型軽量のスマートウォッチ「HUAWEI BAND 10」のヘルスケア機能がスゴかった
『HUAWEI BAND 10』は2025年4月10日にファーウェイ・ジャパンから発売されたスマートウォッチ『HUAWEI BAND』シリーズの最新作である。 同一の機能で本来の素材の違いにより、ケースに樹脂を使用した通常バージョンと、ケースにアルミニウム合金を使用したアルミニウムバージョンの2つが用意されている。今回紹介するのは後者のアルミニウムバージョンある。 電子決済(Suicaなど)には非対応であるものの、ヘルスケア機能、フィットネス機能、通知機能などスマートウォッチとして求められる機能を備えつつも価格は1万円を切るなど、非常にコストパフォーマンスの高い製品となっている。
◆とにかく薄くて見た目もスマート スマートウォッチの「スマート」はその機能面を指す言葉であるが、『HUAWEI BAND 10』の場合はデザインにも当てはまる。ご覧の通り『HUAWEI BAND 10』は非常にコンパクトな本体が目を惹く製品となっている。 公式情報によるとサイズは24.86mm×43.45mm×8.99mm。縦長のデザインとなっているので幅がないことでどちらかというと時計よりもヘルスケアトラッカーの印象を受ける。 本体の厚みもわずか8.99mmしかなく、家電量販店で他の製品と比較してみるといかにこの製品が薄いか実感できるだろう。 厚みが無いことでもちろん生活の中で邪魔になりづらいというメリットはあるが、それに加えて身に着けた時のアクセサリー感、ファッション性の点でのメリットの方が個人的には大きいと思っており、身に着け続けるものだからこそ、この点は極めて重要であると思っている。 じっくり見てみると本体の縁も斜めにカットされて緩やかなラウンド形状になっており、単なるデバイスに留まらせないという製作者の意図を感じる。 『HUAWEI BAND 10』にはベゼル等は設けられておらず、本体右側に物理的ボタンが1つ設けられているシンプルな設計となっている。 Apple Watchに慣れていると画面スクロールの際にリューズが無いことに戸惑いを覚えるかもしれないが、手首を曲げた際に干渉するボタンが無いという点はメリットになる。 ◆反応性は上々、鮮やかで見やすいディスプレイに10000近い多彩なウォッチフェイス 『HUAWEI BAND 10』は1.47インチの有機ELディスプレイを搭載しており、非常に視認性の高い製品となっている。 ディスプレイのサイズがコンパクトなことで使い心地に対する懸念も若干あったのだが、実際に使用してみると反応性が非常に高いことから特段使用する中で不便さは感じていない。 この『HUAWEI BAND 10』、選択できるウォッチフェイスの多さも魅力の1つである。ウォッチフェイスは専用のスマホアプリ「HUAWEI Health」から選択・インストールすることが可能となっているが、有料・無料合わせると10000種類近いラインナップが用意されており、もちろん無料のウォッチフェイスだけでも十分すぎるラインナップである。 こちらの写真で指名しているのは私が自分用の文字盤としてインストールしているウォッチフェイスの一部になるが、とにかく数が多いので自分の好みのデザインはきっと見つかると思う。 スマホ内の写真を利用してオリジナルの文字盤を作成するといった機能も搭載されている。 ◆日常生活への影響を最小限に留める高性能のバッテリー機能 日常的に身に着けるスマートウォッチとして、バッテリーの観点から欠かせないのが「いかに充電頻度を少なくするか」と「いかに充電時間を短くするか」の2つだと私は思っている。 充電頻度が多いとそれだけで煩わしく感じるし、短期間の旅行の際にも充電用のアクセサリーが増えてしまう。また、充電時間が長いと、その間はヘルスケア機能が使用できなくなるのでデータが欠損してしまうことになる。 その点、『HUAWEI BAND 10』のバッテリー機能は極めて優秀である。公式情報によると通常使用時の連続駆動時間は約14日間とのこと。 これだけでも高性能だと思うが、それに加えて充電時間の観点では約45分でフル充電が可能であり、短時間しか充電できない場合でも5分の充電や約2日間の使用はできるとのこと。 単純に比較できるものではないのは分かっているが、長いことApple Watchユーザーだったと私としてはこの変化は劇的である。 ◆新しい自分の発見にも繋がるヘルスケア機能 『HUAWEI BAND 10』には様々なヘルスケア機能が搭載されているが、個人的に面白いと感じたのが情緒に関する測定である。 この製品ではユーザーのトラッキングした感情を「快適」「普通」「不快」に分類してくれる機能があり、自分がどのような過ごし方をしている時に「快適」もしくは「不快」と感じるのか理解することができて面白い。 例えば私の場合、振り返ってみると「休日に1人でカフェで読書している時間」が快適だったらしく、「やはり」という感想を持った。