水の代わりに牛乳でできてる『乳(NEW)うどん』を食べてみた / 一瞬「普通のうどんと同じじゃない?」と思ったけど…

多くの人が一度は食べたことがあるであろうお馴染みの食べ物、うどん。ラーメンやパスタと並ぶ代表的な麺類だ。

筆者も今までに何度もその味を味わってきた。しかしある日、人生の中で絶対に食べたことのないうどんを発見。

その名も「乳(NEW)うどん」。材料に使われているのはなんと……牛乳だ。

・水の代わりに……

パスタに牛乳や豆乳が合うのは知っているけど、うどんと牛乳の組み合わせってあまり聞いたことがない気がする。

いったいどんな味なのか全く想像がつかないけれど、とにかく実際に食べて確かめてみることにした。

商品の名前は牛乳の「乳」と、新しいうどん商品という意味の「NEW」をかけているそうだ。うまい。

販売されていた場所は「成田ゆめ牧場」の公式オンラインショップ。以前ご紹介した「過激な牛乳食パン」もここで販売されているぞ。

筆者の住んでいる場所では、商品代の890円と送料の1130円を合わせた合計2020円で購入することができた。

普通、うどんは全体に対して約30%の水を入れながら捏ねるそう。しかし乳うどんでは、その水が全て牛乳に置き換えられているとのことだ。ちょっと大胆すぎないか……!?

原材料名の欄を見てみると、確かに2番目に「牛乳」の文字が。いかにこのうどんの中に牛乳が多く入っているのかが分かる。

茹で時間は少し長めの13分。牛乳を入れたことで味や食感が落ちないよういろいろな部分を調整した結果、この調理時間になったとのことだ。

しっかりと茹で上がった麺を、今回はめんつゆにつけていただいてみる。真っ白な麺を口の中に入れてみると……

────ん? 普通のうどんとそれほど変わらなくないか?

口の中にあったのは、いつものシンプルなうどんの味だ。いくら牛乳とはいえ、さすがにうどんになると味がかき消されちゃうのかな、などと思っていたところ……

──あれ!? 甘い!! 

数秒後、麺の中からじんわりと甘みが漂ってきた。普通のうどんと比べて明らかに濃厚な風味をしている。

じっくり味わっていると、かすかにカルボナーラのような乳製品の旨味も感じた。スープじゃなくて、麺そのものにコクがあるのが新鮮だ。

麺は細めだけど、かなり密度が高くてもっちもち! 長時間茹でたのにもかかわらず程よい硬さが残っていてしっかり噛めるため、少量でもお腹が膨れた。

・牧場ならではのうどん

牛乳とうどんって合うんだ……意外すぎる組み合わせを知ってしまった。ただでさえモチモチで食べ応えがあるうどんに濃厚な風味が加わっていて、1杯だけでもかなり満足することができた。

「うどんとは縁遠そうな牧場が作った商品だしな」と思って食べたら、そのおいしさにびっくりすること間違いなしだ。

ということで、乳(NEW)うどんは牛乳のことを熟知している牧場だからこそ作れた斬新なうどんだった。

参考リンク:成田ゆめ牧場 執筆:うどん粉 Photo:RocketNews24.

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