【悲報】iOS 26にアップデートしても意味ないかも…古いiPhone機種で見送られる新機能たち
Appleが開催した開発者向け会議(WWDC 2025)で、数多くの新機能や製品全体の変更点が発表されました。特にiOS 26はアップデートがてんこ盛りで、対応するiPhoneの機種も多岐にわたります。 しかし、これらの新機能の中には、新しいiPhoneでしか動かないものがいくつかあるのです。あなたのiPhoneがiOS 26にアップデートできたとしても、その全ての体験を享受できるとは限りません。 リストアップされた機能の大半は、Appleの生成AI機能群である「Apple Intelligence」によって実現されています。 そして、このApple Intelligenceを動かすには、iPhone 15 Pro以降のモデルが必要です。もちろん、iPhone 15 Pro Maxや、iPhone 16、16 Plus、16 Pro、16 Pro Maxも含まれます。 もしこれら6機種のいずれも持っていない場合、iOS 18時代にリリースされた既存の機能からiOS 26の最新機能まで、Apple Intelligence関連の機能は一切使えません。iPhone 11以降の多くのモデルがiOS 26に対応しているのに、これは少し紛らわしい話。残念ながら、それがAppleの方針のようです。 では、最新のiPhoneを持っていない場合、具体的にどんな機能を見逃すことになるのでしょうか。 この記事のポイント3行まとめ iOS 26の目玉機能のほとんどは、Apple独自のAI「Apple Intelligence」が担っている。 しかし、そのAI機能が使えるのはiPhone 15 ProやiPhone 16シリーズなど、ごく一部の最新モデルのみ。 結果として、たとえiOS 26にアップデートできても、多くのiPhoneでは新機能の恩恵をほとんど受けられない。
リアルタイム翻訳機能「Live Translation」 iOS 26、iPadOS 26、そしてmacOS Tahoeに搭載される「Live Translation」は、非常に優れた機能に見えます。AIを使って、様々なアプリやサービス上でテキストと音声の両方をリアルタイムで翻訳してくれるのです。 たとえば、読めない言語で送られてきたメッセージの横に翻訳が表示されたり、自分とは違う言語を話す相手との通話中に翻訳音声が聞こえたりします。 画面の中まで理解する「Visual Intelligence」 Visual Intelligence自体は、今年の目玉というわけではありません。このApple Intelligence機能はiOS 18.2でデビューし、カメラに映るあらゆるものをAIが分析できるというものでした。当初はiPhone 16専用でしたが、あとからiPhone 15 Proと15 Pro Maxにも提供されています。 iOS 26では、Visual Intelligenceがスクリーンショットを介してiPhoneの画面上のコンテンツも分析できるようになりました。カメラを何かに向けて分析させるだけでなく、スクリーンショットを撮るだけで、AIがその内容を処理してくれるのです。 うっかりミスを防ぐ「レンズクリーニングアラート」 せっかく1日中スマホで写真を撮りまわったのに、家に帰ってから写真が全部ぼやけていることに気づく、なんて経験はありませんか。その原因は、汚れたカメラレンズでした。 iOS 26には、その問題を解決するための(おそらくAIを活用した)機能が搭載されています。 これはAppleが公式に発表したものではありませんが、ベータ版のテスターたちが発見した機能で、新しいカメラアプリではレンズが汚れていると、写真を撮る前に掃除するよう警告してくれるとのことです。 さらに進化する「Genmoji」と「Image Playground」 昨年、テキストプロンプトで絵文字や画像を生成できるAI機能として登場した「Genmoji」と「Image Playground」も、iOS 26でアップデートされます。 今年は、異なるGenmojiや絵文字を混ぜ合わせてまったく新しいアイコンを作成できるようになり、まるでGoogleの「Emoji Kitchen」のような機能がiPhoneに導入されることに。 さらに、Image Playgroundでは、アニメ、油絵、水彩画といったChatGPT風のスタイルを生成画像に追加できるようになります。 自動化を加速する「AI統合ショートカット」 「ショートカット」アプリはiOS 12から全てのiPhoneで利用可能でしたが、iOS 26ではこの自動化ツールにAI機能が統合されます。 これにより、テキストの要約、画像の生成、あるいはApple Intelligenceのモデルを活用したショートカットの実行が可能になります。 もしお持ちのiPhoneがAIツールに全くアクセスできないのであれば、これらのアップデートがないことを、そもそもあまり寂しく感じないかもしれません。