ベッセント米財務長官、インフレ率は2%目標に速やかに到達と予想
Tony Czuczka
- 大統領はインフレ対策を優先すべきだとする世論調査結果受け発言
ベッセント米財務長官は米消費者物価上昇率が向こう1年間鈍化し続けると確信していると述べた。世論調査で、トランプ大統領がインフレ抑制により重点的に取り組むことを米国民が望んでいると示されたことを受け発言した。
ベッセント氏は2日放送のCBSニュースの番組「フェース・ザ・ネーション」でトランプ大統領の経済計画を擁護。大統領は「関税を導入し、規制を削減し、エネルギー価格を引き下げるという包括的なアプローチ」を追求していると語った。
同氏はその上で、インフレ率が米金融当局の目標である2%に回帰する兆候として住宅ローン金利と、自身が注目している米10年債利回りの低下を挙げ、 インフレ率は「連邦準備制度の目標である2%まで極めて速やかに低下すると私は予想している。向こう1年間、下がり続けるとみている」と説明した。
ベッセント氏は2月28日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューでも、インフレ率が2%に「すぐに」戻る可能性があるとの見方を示していた。
CBSが2日に発表した世論調査結果では、トランプ氏はインフレ対策を優先課題にすべきだと82%が回答。トランプ氏がインフレ対策を「大いに」優先しているとの回答は29%にとどまった。同調査は2311人を対象に2月26-28日に実施。誤差率はプラスマイナス2.5ポイント。
原題:Bessent Says He Sees Inflation Reaching Fed’s 2% Target Quickly(抜粋)
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