人気女優が演じた実写化「悪女」キャラ 敵だけど正直「主人公うらやましい」
マンガに登場する「悪役」のなかには、妖艶な魅力を放つ悪女も多く、実写化ではそのキャスティングに注目が集まります。これまで、ビジュアルや所作、アクションに至るまで、人気女優のハマり役が話題を呼んだ作品もありました。
人気マンガの「悪役」には男女ともに人気キャラも多く、登場人物を翻弄する妖艶な悪女もいます。実写化にあたっては、そのキャラクターのキャスティングが注目されるなか、人気女優の演技、ビジュアルが話題になった作品もありました。
●『土竜の唄 香港狂騒曲』『土竜の唄 FINAL』胡蜂(演:菜々緒)
高橋のぼる先生のマンガ『土竜の唄』原作の実写映画シリーズでは、2作目『土竜の唄 香港狂騒曲』と3作目『土竜の唄 FINAL』で菜々緒さんが演じたチャイニーズマフィアのヒットマン「胡蜂(フーフォン)」が話題になりました。持ち前の美脚があらわになるチャイナドレス姿に加え、ハイヒールでの格闘や鞭さばきも見事です。
極めつけは『土竜の唄 香港狂騒曲』におけるトイレでの格闘シーンで、主人公「菊川玲二(演:生田斗真)」にラバーカップを顔に押し付けられ、白目をむくという表情まで見せました。菜々緒さん自身も、キャリア史上「一番ぶっ飛んだキャラクター」と語っています。SNS上では「サディスティックぶりが実に秀でていた」「裏社会の強い女が似合いすぎるし、鞭の使い方がめちゃくちゃ様になってる」といった声があがり、ハマり役として高く評価されました。
●『美食探偵 明智五郎』マリア(演:小池栄子)
東村アキコ先生の人気マンガを実写化したドラマ『美食探偵 明智五郎』は、2020年に放送されました。主人公「明智五郎(演:中村倫也)」が、食を通じて事件を解決していくストーリーで、小池栄子さんは黒幕「マグダラのマリア」を演じています。
マリアは明智に執着し、彼に会うために殺人願望がある者をそそのかしたり、自ら手を下したりする危険なキャラクターです。序盤の地味な主婦から、明智との出会いをきっかけに覚醒し、妖艶な雰囲気をまとう殺人鬼へ変貌していくマリアを、小池さんは見事に演じ分けています。
SNSでは「同じ人とは思えないくらい身にまとっているオーラが違って驚いた」「マリアの残虐さ、それでいて美しいところが本当にイメージぴったり」と絶賛する声が相次ぎました。
●『ホリック xxxHOLiC』女郎蜘蛛(演:吉岡里帆)
女性漫画家ユニット「CLAMP」のマンガを実写化した映画『ホリック xxxHOLiC』では、吉岡里帆さんが悪女「女郎蜘蛛」を演じています。人の心の闇に潜む「アヤカシ」が視える主人公「四月一日君尋(わたぬき きみひろ/演:神木隆之介)」の能力を狙う存在で、獲物をいたぶることに快感を覚える残虐なキャラクターです。
女郎蜘蛛は妖艶さが魅力のひとつでもあり、吉岡さんはその色気を表現するため、ポールダンサーや女優として活躍するKUMIさんから所作指導を受けたことを語っています。ビジュアルから動きに至るまでこだわり抜かれ、女郎蜘蛛の魅力が細部に宿る仕上がりとなりました。
SNSでは「ここまでセクシーで狂気的な吉岡さんは初めて」「狂気的な笑みや、妖艶な喋り方で、本来のかわいい顔立ちとのアンバランスさがすごい良かった」「正直、四月一日がうらやましい」といった声が多くあがり、これまでのイメージをくつがえす悪女役として話題を集めました。
(LUIS FIELD)
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