【幸せだなぁ】茅ヶ崎でゴールドに輝く銅像を発見 → 永遠の若大将・加山雄三さんだった
先日、茅ヶ崎在住の知人に連れられ車で市内を案内してもらっていたら “金色に輝く銅像” が目に飛び込んできた。ちょっと信じられないほどに金色に輝いていて気になったため、車をとめて実物を見に行くことに。その正体はなんと……
湘南サウンドの原点といわれる加山雄三さんだった。若大将のモニュメントが茅ヶ崎市役所前広場にドーンと立っていたのだ。調べたところ、2024年4月に設置されたものらしい。銅像にしてもオーラがえげつないぞ!
・茅ヶ崎の加山雄三像
そもそも茅ヶ崎といえば、サザンビーチや烏帽子岩(えぼし岩)を望む “サーファーの聖地” として有名だが、地元の人々にとっては「加山雄三の故郷」という矜持がある。若き日を茅ヶ崎で過ごした湘南サウンドの源流を体現する存在として語り継がれてきた。
ちなみに茅ヶ崎駅の南口からサザンビーチに向かって伸びるのは「雄三通り」だ。以前は加山雄三さんの父親・上原謙さんの名前をとって「上原謙通り」と呼ばれていた。通り名の世代交代はかなり珍しいらしい。
市役所があるのは駅の北側。銅像の制作は茅ヶ崎発祥の海やサーフィンなどをテーマにした「湘南サウンド」を後世に受け継ぐ活動の一環だそうだ。それにしても……
まぶしい。
・スターのオーラ
曇りなのにウルトラまぶしい。親しみやすいキャラクターとパワフルさが表現されているからなのか、銅像でありながら不思議なあたたかさがある。笑顔にふわっと包まれるようだ。
銅像といえばブロンズの落ち着いた風合いをイメージしがちだが、聞くところによると、金色に仕上げたのは「加山さんの希望」なのだとか。
片手をポケットに突っ込み、もう一方で愛するアメリカ製のギターを軽やかに支えるその姿は “永遠の若大将” そのもの。足元の台座には加山さんのメッセージも刻まれていた。
「多くの曲が生まれた茅ヶ崎 音楽は世界共通の言葉であり 祈り この海は世界へと繋がっているんだ 加山雄三」
・地元民の声
像の除幕式が行われたのは2024年4月11日。87歳の誕生日に名誉市民証贈呈式とともに行われたという。地元の方に話を聞くと、サザンビーチのシンボル・茅ヶ崎サザンCの場所に銅像が設置される噂もあったらしく「海よりもこっちで良かった」とのことだった。
・サイン付きパネル
銅像のすぐ近くで加山雄三さんのサイン付きパネルも発見。こちらも優しい笑顔が印象的だ。
というわけで、市役所手続きのついででも、湘南ドライブの帰り道でも、気軽に立ち寄れる場所なので “生けるレジェンド” のオーラを体感してほしい。茅ヶ崎の新名所なので覚えておくこと。それではまた!
・今回ご紹介した銅像の詳細データ
名称:加山雄三銅像 住所:神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎1丁目1-1
執筆:砂子間正貫 Photo:RocketNews24.