100kgの破片が落下する可能性も。NASA観測衛星「スウィフト」、地球のどこに落ちる?(ギズモード・ジャパン)
100kgの破片が落下する可能性も。NASA観測衛星「スウィフト」、地球のどこに落ちる?(高橋真紀)
100kgもの破片が落ちてくる可能性も。NASAの観測衛星「ニール・ゲーレルス・スウィフト」は、22年間にも及ぶ長い任務を終えて、米国時間2026年11月4日早朝に大気圏へ再突入しました。重さ約1.5トンの衛星は大気を通過する際、炎につつまれ大部分が燃え尽きるとみられていますが、専門家は一部の破片は再突入後も残る可能性があると考えています。約1.5トンの衛星なら再突入後、10%ほど残ることもよくあります。少なくとも100キログラムが再突入後も残っていても不思議ではありません。
と、数十年にわたり軌道上の物体を追跡してきた天体物理学者でダラム大学の名誉教授であるJonathan McDowell氏は米Gizmodoに語りました。McDowell氏によると、特にスウィフトのような天文衛星は望遠鏡の鏡やその他の部品が密集しているため、その傾向が顕著だといいます。
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今回のスウィフトをはじめとする再突入する宇宙機の崩壊過程を観察することは、研究者たちにとって人命やインフラへのリスクを研究するのに役立ちます。再突入時の極度の高温に耐えられる部品と溶けやすい部品をより深く理解することは、より安全な衛星設計につながると考えられます。さらにMcDowell氏は溶けた物質が上層大気の化学組成にどのような影響を与えるのかも理解する必要があります。こうした大気圏再突入が気候やオゾン層に悪影響を及ぼしているのではないかという懸念が高まっているからです。と述べています。
スウィフトの地球帰還が人命などに危険を及ぼす可能性は極めて低いものの、科学者たちが将来のリスクを軽減する上で貴重な機会となることは間違いありません。