ロシア、西側諸国への渡航自粛勧告 対米関係悪化でリスク

 12月11日、ロシアは、米国との関係がかなり悪化しているため、今後数週間、米国、カナダ、一部の欧州連合(EU)加盟国に渡航すべきでないと国民に勧告した。ロシア外務省のザハロワ報道官、ロシア西部のニジニ・ノヴゴロド州で6月撮影(2024年 ロイター/Maxim Shemetov)

[モスクワ 11日 ロイター] - ロシアは11日、米国との関係がかなり悪化しているため、今後数週間、米国、カナダ、一部の欧州連合(EU)加盟国に渡航すべきでないと国民に勧告した。渡航する場合に米当局に「追跡・確保される」恐れがあるとした。

米ロの外交関係者らは、ウクライナ戦争を巡る対立により、両国関係は1962年のキューバ危機以来最悪の状態にあると述べている。

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は記者会見で「ロシアと米国の関係が米国側の責任により破綻寸前となっていることから、私的または公的な必要性による渡米は深刻なリスクを伴う」と指摘。

「年末休暇期間中は米国のほか、カナダを筆頭に少数の例外を除くEU加盟国を含む米国の同盟衛星国への渡航自粛継続を要請する」と述べた。

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As Moscow bureau chief, Guy runs coverage of Russia and the Commonwealth of Independent States. Before Moscow, Guy ran Brexit coverage as London bureau chief (2012-2022). On the night of Brexit, his team delivered one of Reuters historic wins - reporting news of Brexit first to the world and the financial markets. Guy graduated from the London School of Economics and started his career as an intern at Bloomberg. He has spent over 14 years covering the former Soviet Union. He speaks fluent Russian.

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