横浜FMが今季2度目の連勝で最下位脱出!“救世主”FW谷村海那がJ1デビュー戦決勝弾!!

新加入FW谷村海那がデビュー戦決勝弾を奪った

[7.20 J1第24節 横浜FM3-0名古屋 日産ス]

 横浜F・マリノスがホームで名古屋グランパスを3-0で下し、今季2度目の連勝を飾った。勝ち点を21に伸ばすと、横浜FCと新潟をかわして待望の最下位脱出、18位に浮上となった。

 横浜FMは7月5日に行った横浜FC戦で、発煙筒、花火を使用した挑発行為でサポーターを処分。今後の再発防止や観戦ルール・マナーの徹底、強化を図るために、横浜FMを応援する横断幕や旗、ゲートフラッグ等の掲出物の使用を禁止する発表をした。そのために横浜FMのゴール裏サポーターは当面の間、手拍子と声援で応援し続けることになった。

 横浜FMは前節から先発5人を変更。DFジェイソン・キニョーネス、MFジャン・クルード、MF山根陸、FW井上健太、そして今夏いわきFCから加入したFW谷村海那がJ1デビューを飾った。名古屋は前節から1人を変更。期待の18歳DF森壮一朗が、J1で初スタメン出場することになった。

 規制がかかる中で最初に行われた試合だったが、横浜FMの選手たちは前節の勝利の勢いのままに試合に入っていた。立ち上がりの時間帯こそ名古屋に攻め込まれる場面はあったが、横浜FMが徐々にゴール前でのチャンスを作っていく。

 すると前半35分、左CKからMFエウベルの折り返しをキニョーネスがヘディングで折り返すと、谷村が左足ボレーで流し込んで先制点が決まる。VARによりオフサイドと攻撃側によるファウルの可能性がチェックされたが、ゴールが認められた。

 さらに前半終了間際のアディショナルタイム2分、左サイドから井上が早めに入れたボールをMFヤン・マテウスがエリア正面でコントロール。対応したDF野上結貴の股下を抜くシュートをゴール右隅に蹴り込んだ。横浜FMが最下位脱出へ向け、理想的な展開で後半に折り返した。

 2点を追うことになった名古屋は、後半開始から森に代えてDF河面旺成を投入。そして名古屋はゴール前で形を作るが、後半9分のMF森島司が蹴ったFKをMF和泉竜司が叩きつけたヘッドもGK朴一圭に防がれる。同25分の左CKを合わせたDF三國ケネディエブスのヘッドも左ポストに嫌われた。

 試合は横浜FMが後半アディショナルタイム4分にもFW植中朝日がダメ押しとなる得点を流し込んで快勝を収めた。リーグ戦の対名古屋は3連敗中、5戦勝ちなしだったが、守っても完封で久々勝利を飾った。一方の名古屋は4試合ぶりの黒星。順位はひとつ下げて15位に後退した。

●2025シーズンJリーグ特集▶お笑いコンビ・ヤーレンズのサッカー番組がスタート!
データ提供:Opta※大会の公式記録と異なる場合があります

関連記事: