「翔平は全く気にしていない」 1番ベッツ 2番大谷 ロバーツ監督が打線組み換えの理由を説明 マンシー復帰まで継続の意向
「ドジャース―ブルワーズ」(20日、ロサンゼルス) ドジャースがラインアップを大幅に入れ替えた。大谷翔平投手と不振のムーキー・ベッツ内野手の打順を入れ替え、今季初めて「1番・ベッツ」、「2番・大谷」で臨む。この日は打撃好調の捕手スミスは休養のためスタメン外。前日の試合で33打席ぶり安打&24戦ぶり11号を記録したトミー・エドマン内野手が5番で起用された。 試合前に会見を行ったロバーツ監督はこの日の打線組み換えを「チームの現状やムーキーの感情面、メカニクスの状態など、いろんな要素を総合的に見て、そろそろ彼に違った見方を与えるべきだと思った。1番で起用することにしたのは、彼自身がキャリアの中でも慣れ親しんだ場所であり、出塁を意識して打席に入ることができると感じている」と説明。「彼にはいい打席を重ねて、翔平やその後ろの打者たちのためにチャンスを作ってほしいと思っている」と期待を口にした。 新打順の継続期間については「どれくらい続くかはまだ分からない」としながら「現在、左膝骨挫傷で負傷者リスしている三塁マンシーの名前を挙げ、「マックス(マンシー)が復帰するまではこの形を続け、その後でまた状況を見て判断するつもりだ。左投手、右投手に関係なく、当面はムーキーをトップに置いて、出塁してイニングを作るという考えを打線に浸透させたい」と話した。 突然の打順変更。指揮官は大谷の反応を問われると、「彼はまったく気にしてないよ。翔平は私たちが求めることは何でもやってくれるし、とにかくチームのために動く選手だ。そして、それがムーキーの調子を上げるきっかけになる可能性があるなら、それはチーム全体の勢いにもつながるから、彼は全力で尽くしてくれる」と指揮官。あす21日(日本時間22日)のツインズ戦で投打同時出場する二刀流の打順が2番になることで初回の攻守交替に時間が生まれることが「プラスに作用する」とも話した。 ▽ドジャースのラインアップ 1番・遊撃 ベッツ 打率・241 11本塁打 45打点 OPS・688 2番・DH 大谷 打率・274 33本塁打 63打点 13盗塁 OPS・983 3番・右翼 T・ヘルナンデス 打率・253 14本塁打 58打点 OPS・746 4番・一塁 フリーマン 打率・294 10本塁打 49打点 OPS・839 5番・三塁 エドマン 打率・224 11本塁打 40打点 OPS・680 6番・二塁 ロハス 打率・261 6本塁打 14打点 OPS・748 7番・中堅 パヘス 打率・279 17本塁打 59打点 OPS・788 8番・左翼 ルイーズ 打率・214 0本塁打 1打点 OPS・428 9番・捕手 ラッシング 打率・221 1本塁打 10打点 OPS・602 投手 カーショー 4勝1敗 防御率3・38