マスク氏、企業経営に「超集中」する意向-「X」の障害で表明
Valentine Baldassari
- 再び24時間態勢で働き、会議室などで寝泊まりする生活に-Xに投稿
- 今回のXでの障害が示すように「抜本的な運用改善が必要だ」
資産家イーロン・マスク氏は、自身が率いる複数の企業の経営に「超集中」する必要があると表明し、その一つであるソーシャルメディア「X(旧ツイッター)」の問題を「抜本的な」改善が必要な分野として挙げた。
マスク氏は24日、Xでの障害に関するニュースに返信する形で、「再び24時間態勢で働き、会議室やサーバールーム、工場で寝泊まりする生活に戻る」と同SNSに投稿。「X、xAIとテスラに超集中しなければならない(来週には『スターシップ』の打ち上げも控えている)。重要な技術の導入が迫っている」と書き込んだ。
障害モニタリングサイトのダウンディテクターによると、23日から24日にかけてXに関するユーザーからの問題報告が相次いだ。Xのエンジニアリングチームも、データセンターの障害が原因で不具合が生じていると投稿した。
マスク氏は今回のXの障害が示すように「抜本的な運用改善が必要だ」と指摘した。
同氏は4月、連邦政府の歳出削減プロジェクト「政府効率化省(DOGE)」から距離を置く姿勢を示し、テスラへの時間配分を増やす意向を示唆していた。また今月には、政治献金を大幅に削減する考えも表明していた。
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原題:Musk Vows to be ‘Super Focused’ on Companies Amid X Outages(抜粋)
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