アップルが新型「iPad Air」発表、「M3」搭載-販売の伸び維持目指す

Mark Gurman

  • 今回の新型iPad Airは「M1」搭載型との比較で約2倍高速に動作
  • 新型iPad Airは「Apple Intelligence」向けに設計されている

アップルは、より高速なプロセッサーを搭載した新型タブレット端末「iPad Air」を発表した。昨年末のホリデーシーズンでは「iPhone」の販売は不振だったものの、iPad Airが売上高全体を押し上げていた。

  アップルの4日発表によると、サイズは11インチと13インチ。価格は11インチモデルが599ドルから(日本では9万8800円から)、13インチモデルは799ドルから(日本では12万8800円から)となっている。プロセッサーは「M3」を搭載。昨年5月に発売されたモデルでは「M2」が搭載されていた。今回の新型iPad Airは、「M1」搭載型との比較では約2倍高速に動作すると、アップルは説明している。

  同社によると新型iPad Airは人工知能(AI)「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」向けに設計されており、AIベースの作業負荷を従来より最大60%高速に処理できるという。

  今回の新型iPad Air発表は前回のバージョン発表の10カ月後と、従来より速いペースでの刷新となる。ホリデーシーズン中はAirの好調が寄与する形でiPad全体の売上高が15%増加しており、アップルとしては早期の新型投入で勢いを維持したい考えだ。

原題:Apple Launches Upgraded iPad Air in Bid to Sustain Tablet Growth(抜粋)

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