「Switch用チップ開発には“500人年”のエンジニアを注ぎ込んだ」エヌビディアCEOジェンスン・フアン氏が岩田聡氏の想いを語る

 2025年6月3日、任天堂はNintendo Switch 2の公式サイトを更新。“クリエイターズボイス 特別編”として、半導体開発会社エヌビディアのジェン・スン・フアンCEOがNintendo SwitchシリーズのCPUについて語る動画を公開した。
 「ひとつの共通信念に引き寄せられ、10年以上にわたって任天堂といっしょに仕事をしてきた」と語るジェンスン・フアン氏は、Nintendo Switch開発時の任天堂の故・岩田聡社長(当時)との思い出を述懐し、「彼の明晰さと目的は、いまでも私たちの日々の仕事にインスピレーションを与えてくれています」と語った。 さらに、Nintendo SwitchのCPU開発時には、「エヌビディアで500人年(※)のエンジニアの労力を費やしました」と、非常に多くのエネルギーを開発に掛けたことを明かしている。
※編注:IT業界などで使われる人的コストの計算単位。“1人月”の作業は“ひとりのエンジニアがひと月掛かる作業”の意味。概算としても、エヌビディアが膨大なリソースを投入して開発されたということがわかる。
 さらに、Nintendo Switch 2に搭載しているチップはこれまで作ってきたものとまったく異なり、さらなる大きな進化を遂げ、「このチップは技術の奇跡です」と語られている。 最後に、「Switch2はただの新しいゲーム機ではありません。これは岩田さんの描いたビジョンにふさわしい、新章の始まりです」と、Nintendo Switch 2の発売へ期待を寄せた。 Nintendo Switchに懸けた岩田聡氏の想いもグッと来るメッセージ動画、Nintendo Switch 2が買える方もそうでない方も、ご覧になってみてはいかがだろうか。
その他のクリエイターズボイスについてはファミ通.com関連記事をチェック! ※画像は動画をキャプチャーしたものです。

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