「痛くない」インフルエンザのワクチン接種 鼻スプレータイプの「フルミスト」に注目集まる
富山県内のインフルエンザの患者は先月のシルバーウイーク後に再び増加し、注意報レベルに迫る勢いです。
感染症情報センターによりますと、先月28日から今月4日までの1週間に報告されたインフルエンザの患者数は1定点医療機関当たり9.96人となり、シルバーウイーク前に近い水準となっています。
地域別にみると、高岡厚生センターと富山市保健所管内では、注意報レベルの基準である1定点医療機関当たり10人を超えています。
また今週に入り、富山市、高岡市、射水市、氷見市、南砺市で小中学校の学年閉鎖や学級閉鎖が11件発生しています。
県は今後も学校などでの感染拡大と子どもから大人への感染が心配されるとして、手洗い、マスクなどの予防対策をするよう呼びかけています。
インフルエンザの流行が異例の早さで拡大する中、県内の医療機関では従来の注射によるワクチン接種とは別に、鼻にスプレーするタイプの「痛くない」ワクチン接種が広がりつつあります。
高岡市の済生会高岡病院。インフルエンザが異例の早期流行を見せるなか、今年から「フルミスト」と呼ばれる鼻にスプレーするタイプのインフルエンザワクチンの接種を始めました。
この日は、射水市の3歳の女の子が接種を受けました。
Q.痛くなかった? (うなずく)
フルミストは国内ではおととしから接種が始まり、2歳から18歳までが接種の対象となっています。
保護者: 「痛みがなくて(接種回数が)一度で済むので子どもへの負担が軽いというのと効果が注射より長く効くと読んだので(フルミストを)選んだ。来年も下の子も一緒に一度で済むので、やっぱりフルミストを受けようと思う」
済生会高岡病院 小児科 松倉裕喜医師: 「(フルミストは)2週間ぐらいで効果が出てくるとされている。(従来は)2回接種しないといけず、その間隔も3週間から1か月空くので早くても6週間から8週間後じゃないと効果は出てこない」
済生会高岡病院では、フルミストは接種費用が9020円で、従来の注射タイプ(5060円。13歳未満は2回目3300円)と比較して高いものの、痛みがないことに加え、年1回の接種で済むことや従来の接種の効果持続期間が3~4か月とされる一方、フルミストは半年から1年効果が持続するなどのメリットがあります。
済生会高岡病院 小児科 松倉裕喜医師: 「10歳未満の小さい子どもに注射を選択しても2回打つ間にインフルエンザにかかる可能性が非常に高い。フルミストは2週間で効果が得られるので、即効性を狙うならフルミスト一択になると思う」