メカアクション“JRPG”『Ironwing Valiant: Record of Astera』Steamにて正式お披露目。『アーマード・コア6』などの影響受ける高機動アクション×コマンド式共闘
デベロッパーのTiger Teamは7月22日、メカアクションRPG『Ironwing Valiant: Record of Astera』のPC(Steam)向けストアページを公開し、ゲーム概要を公表した。本作の配信時期は未定。
本作は、Valiantと呼ばれるメカを操り戦うアクションと、JRPGスタイルで展開される物語を組み合わせた作品だ。『アーマード・コア6』など、日本のさまざまなゲームから影響を受けて制作中だという。
『Ironwing Valiant: Record of Astera』の舞台となるのは、山岳地帯に位置する王国Asteraだ。この小国は、Gundrian帝国による侵略の脅威に晒されており、Valiantの若きパイロットたちが祖国の独立を守るために戦場へと赴く。なお本作の世界観や物語は、「三国志演義」や中国・韓国の伝承からの影響をもとにしているとのこと。
本作にてプレイヤーは、Valiantパイロットである主人公のReinhardtとなり、複数いる仲間から1人を選択して一緒に戦場へと向かう。それぞれの装備や、後述するアビリティのロードアウトはカスタマイズが可能だ。戦場のひとつはAstera王国の高原地帯となるようで、山々に囲まれた起伏のある地形には村も点在。あらゆるオブジェクトが破壊可能となっている。
Valiantは人型のメカで、空中戦を得意とするタイプや、あらゆる攻撃に対応できる万能型といった種類が存在するという。そして、剣や斧、槍などの近接武器や、キャノンやミサイルランチャーなどの遠距離武器、また防御用の盾を装備可能。バトルでは、そうした装備での多彩な技を駆使して、敵のメカの撃破を目指すことになる。
戦場においては、ハイテンポなリアルタイムアクションが展開される一方で、ゲームを一時停止しておこなうコマンドモードも用意され、APを消費して指定のアビリティを発動可能。コマンドモードでは主人公だけでなく、一緒に出撃している仲間に対しても指示を出すことができ、たとえば指定の敵にミサイルで集中砲火させるようなことが可能だ。
このほか、Valiantには武装だけでなく機体のカスタマイズ要素も存在する。頭部から脚部までパーツを組み替えることができ、見た目だけでなくプレイスタイルを変えることにもつながる要素となる。
本作は、もともと『Valiant Exalia: Symphony of the Brave』というタイトルで昨年発表され、その後PC(itch.io)向けにプロトタイプを公開し開発が進められる中で、現在の『Ironwing Valiant: Record of Astera』に改題された模様。そして今回、PC(Steam)向けストアページが公開された格好だ。
開発にあたっては、Valiantの動きについては『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』や『DAEMON X MACHINA』を、バトル部分に関しては『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS』や、盾の扱いについて『フォーオナー』を参考にしたという。また、アートスタイルは『戦場のヴァルキュリア』の影響を受けているそうだ(Reddit)。
『Ironwing Valiant: Record of Astera』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。また、PC(itch.io)向けには開発中のバージョンが無料配信されている。