チェジュ航空事故機の両エンジンから鳥のDNA=予備報告書

 1月27日、先月起きたチェジュ航空機の墜落事故を調査している韓国当局は、国際民間航空機関(ICAO)と米国、フランス、タイの当局に予備報告書を提出した。写真は事故機。韓国の務安で昨年12月撮影(2025 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 27日 ロイター] - 韓国で先月起きたチェジュ航空(089590.KS), opens new tab機の衝突炎上事故の調査の予備報告書が27日公表され、事故機の両エンジンに鳥のDNAが残っていたことが明らかになった。

韓国当局がまとめた6ページにわたる報告書によると、事故機の両エンジンに、冬になると大群で韓国へ飛来する渡り鳥、トモエガモのDNAが残っていたという。

報告書では、着陸装置が展開しないまま着陸した原因やフライトレコーダー(飛行記録装置)が事故の4分前に記録を停止した理由について結論付けていない。

事故原因の調査は継続中で、「バードストライク」との関連性に焦点を当て、エンジンと着陸誘導装置の分析を行っているという。

報告書は国際民間航空機関(ICAO)と米国、フランス、タイの当局に提出された。

ICAOは事故後30日以内に調査の予備報告書を作成することを義務付けており、1年以内に最終報告書を公表することを推奨している。

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