インテル、バイエルンの猛攻しのぎCL準決勝へ!ホームでドローも2試合合計4-3で競り勝つ(GOAL)
現地時間16日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は準々決勝のセカンドレグが行われ、伊藤洋輝の所属するバイエルンは敵地ジュゼッペ・メアッツァでインテルと対戦した。 ホームでのファーストレグを1-2で落としているバイエルンは、直近引き分けに終わったドルトムントとのリーグ戦とまったく同じメンバーを起用。伊藤、ムシアラ、アルフォンソ・デイヴィスら負傷者を抱えてターンオーバーする余裕はなく、現状のベストメンバーで逆転突破を狙いに行く。 一方、リードしてセカンドレグを迎えたインテルは、直近のカリアリ戦でしっかりとターンオーバーした上で勝利。チーム状態の良さを窺わせる中、ファーストレグからは左ウイングバックをアウグストからディマルコに入れ替えた。 点を奪えなければ敗退するバイエルンが立ち上がりから仕掛け、3分にペナルティーエリア右でボールを受けたオリーセがエリア内のミュラーにパスを通すと、ヒールでのリターンを受けてカットイン。そのまま左足を振り抜くが、これはブロックされてCKへ。 守備時は5バックでしっかりとブロックを作るインテルはカウンターを狙い、9分にはテュラムが前線でキープしてディマルコがシュートを放つもGKウルビッヒの正面。さらに33分には、チャルハノールの強烈なミドルシュートがゴール右へとわずかに外れた。 バイエルンの決定機は36分、オリーセとのパス交換でエリア内右をえぐったライマーの折り返しをミュラーが押し込み、さらにはサネが右足で狙うもGKゾマーが足でブロックしCKへと逃れた。 互いに無得点のまま迎えた後半、試合は立ち上がりに動く。52分、サネの左クロスは跳ね返されたものの、ペナルティーエリア手前で拾ったゴレツカがエリア内右のケインに預ける。足元で受けたケインが右足を振り抜くと、対峙したディマルコの股を抜けたシュートがゴール左へと決まり、バイエルンが2試合合計2-2の同点に追いついた。 追いつかれたインテルだが、ファーストレグ同様、失点してもすぐに追いつく。58分、ディマルコの左CKを、ゴール前のラウタロが押し込んでインテルが1-1とし、2試合合計3-2と再びリードを奪う。 さらに61分、右CKをパヴァールが頭で合わせてあっさりと逆転し、2試合合計4-2とリードを2点差に広げた。 最低でもあと2点が必要になったバイエルンは65分、サネとキム・ミンジェを下げてニャブリとゲレイロを投入。すると76分、ゲレイロの左クロスからオリーセの決定機はGKゾマーに阻まれたが、続く右のショートコーナーからニャブリが入れた右クロスをファーポストのダイアーが頭で折り返す。これがそのままゴール右へと吸い込まれ、バイエルンが2-2、2試合合計4-3と1点差に詰め寄った。 逃げ切りたいインテルはラウタロを下げてタレミを投入。猛攻を仕掛けるバイエルンも84分にゴレツカとライマーを下げてパヴロヴィッチとコマンを投入し、ニャブリが右サイドバックに入る攻撃的な布陣に移行した。 アディショナルタイムの6分間でもバイエルンの攻勢が続き、インテルは全員が自陣に戻って耐えしのぐ展開に。最後まで攻め続けたバイエルンだが、必死の守備で逃げ切ったインテルが2試合合計4-3と1点のリードを守り切って準決勝へと駒を進めた。 ■試合結果 インテル 2-2 バイエルン (2試合合計4-3でインテルが準決勝へ) ■得点者 インテル:ラウタロ(58分)、パヴァール(61分) バイエルン:ケイン(52分)、ダイアー(76分)