【UFC】14位の朝倉海に15位チャールズ・ ジョンソンが対戦を呼びかけ=どうなるフライ戦線

 UFCフライ級15位のチャールズ・ ジョンソン(米国)が、同級14位の朝倉海(日本)に対戦を呼びかけた。

「カイ、戦おうぜ。いつでもいいけど、もしUFCが許可するならインターナショナル・ファイト・ウィーク(※6月28日)もいいと思う。ずっと参加したかったんだ」

Let’s fight @kai_1031_ 🤝🏾

Anytime, but if they allow us, why not International fight week, I’ve always wanted to be apart of that. pic.twitter.com/NjhujWwW51

— Charles "InnerG" Johnson (@innerGmma_ufc) March 9, 2025

 ジョンソンは、前戦でRIZINファイターと対戦したばかり。

 2024年2月にカザフスタンの強豪アザト・マクスムに逆転判定勝ちしたジョンソンは、ジェイク・ハドリー、ジョシュア・ヴァンにも勝利するなどアンダードッグの試合を覆してきた。2024年10月にス・ムダルジとの凄まじいスクランブル戦を制して4連勝をマーク。

 しかし、2025年3月1日の前戦で元RIZINファイターのラマザン・テミロフに終盤に追い上げるも届かず判定0-3(28-29×3)で敗れている

Our featured prelim is NONSTOP 🚨#UFCDenver is LIVE now on @ESPN & @ESPNPlus pic.twitter.com/11YwY3Yruu

— UFC (@ufc) July 14, 2024

 そのジョンソンが右アッパーカットで3R KOに下したジョシュア・ヴァンは、昨日3月9日の『UFC313』で鶴屋怜に判定勝ちしており、UFCフライ級戦線は上位も下位も混戦模様となっている。

(C)Zuffa LLC/UFC

 RIZINバンタム級王者から階級を落として、2024年12月にいきなりフライ級王者アレッシャンドリ・パントージャに挑戦も、2Rにリアネイキドチョークで一本負けした朝倉は現在14位に位置している。

 ジョンソンに競り勝ったテミロフが13位にランクされたことで、14位の朝倉とジョンソンはランキングの崖っぷち対決となるか。

【写真】ONE PIECE好きのジョンソンはこんな画像もアップ。

 同じ大会では、ブランドン・ ロイバル戦が流れたマネル・ケイプが、代役の8位アスー・ アルマバイエフを3R TKOに下し、王座挑戦に名乗りをあげるも順位は6位のまま。5位の平良達郎は次戦に向けて、コロラドで合宿に入っている。

 UFCはフライ級もさらに充実させるべくスカウティングを続けており、ランカーたちも安泰ではいられない状況だ。果たして、平良、朝倉の次戦はどうなるか。

 朝倉は自身のYouTubeで次戦について、「6月くらいには。今、フライ級のランキングに入ってる選手がほとんど試合が決まってるから、その結果を受けてっていう感じだと思う。だから今現在は(相手は)決まってないんですけど、でも本当に厳しい相手にはなると思います。トップ5とかの選手。本当にありがたいことにすごいいい条件で契約させてもらってるから、UFC側としても高いファイトマネーを払ってるのに、なんかよくわかんない相手とやらせるわけにはいかないという、多分そういう感じだと思う。俺は本当にランキング外でもいいと思ってるし、ランキングの下の方の選手でも全然戦わしてもらえるならやりたいけど、でも多分そういうわけにはいかない。まあでも俺はチャンピオンを目指してるし、本当に上の選手とやれるならそれに越したことはない。そこに勝つための準備をするしかないし、勝ってチャンピオンにたどり着かないといけない。

 誰でも面白いじゃない、結局。みんな強え、とにかく。今、ランキングに入ってる選手を全員分析してるんだけど、まあ強いよね、みんな。本当にすごいところに来たなって感じで。本当に俺も死ぬ気で練習して、めちゃくちゃ考えて努力してやらないと勝てない場所だなって、改めて感じてます」と、あらためてランカーたちの研究を進めるうちに、その強さに気を引き締めている。

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