渋野日向子は笹生優花との直接対決にワクワクも「マッチプレーが分からん…」

◇米国女子◇Tモバイル マッチプレー presented by MGM Rewards 事前(1日)◇シャドークリークGC (ネバダ州)◇6765yd(パー72)

初出場した前年大会はまず3日間54ホールのストロークプレーで上位8人に絞るフォーマットだったため、渋野日向子にとっては今週がキャリアで初のマッチプレー挑戦となる。「インターナショナルクラウンでやったのは、マッチプレーですか?」。2023年に出場した国別対抗戦はダブルス戦だった。

奇しくも、2年前にダブルスのペアを組んだ笹生優花がグループステージ同組となった。昨年「全米女子オープン」では優勝争いを演じてワンツーフィニッシュを決めた2人。「ちょっとビックリはしましたけど、すごく楽しみ。(笹生に)ペコペコします。『すみません、お邪魔します…』って」と笑い、2日目の3日(木)に行われる直接対決を心待ちにしている。一方でちょっとした心配事もある様子。

「ホントにマッチプレーが初めてだから、(やり方が)どうなるか分からん…」。ショットもパットも、ゲームの展開や対戦相手の状況を見ながらセーフティにいくのか、それともアグレッシブに攻めていくのか。打つ順番によっても臨機応変な駆け引きが求められる。「なるほど、ちょっと頭を使いながらやらないといけないやつですね…使えるかな?」と自虐節で笑わせた。

前週「フォード選手権」で今季初の予選落ちを喫し、週末は苦しんだショットのヒントを求めて練習に励んだ。アプローチを打つ時のように力感なく、それでいてクラブを走らせてボールを拾う感覚がショットにもつながっていきそうな発見があったという。男子のPGAツアーも開催されたことのある難コース。「いいゴルフをしたいですけど、なかなかさせてくれないコース。一喜一憂しすぎないように」と話した気持ちの切り替えは、マッチプレーにおいて不可欠な要素でもある。

対する笹生は「マッチプレーとは言いますけど、プレーがいい人がトップにいくことは変わらない。その週に一番いいゴルフをした人が勝つので、最終的には自分のことに集中しないといけない」。渋野に限らず、相手を意識して戦うことはないと強調する。

前年大会は54ホールを8位タイで終えたが、4人のプレーオフで敗退。マッチプレーはプロになって初めてでも、ジュニア時代の経験は日本勢の中でも屈指といえる。「全米女子ジュニア」や「全米女子アマ」で今週も同じフィールドにいるアンドレア・リーローズ・チャン畑岡奈紗らと対戦したこともあり、世代トップクラスの才能が集まる舞台で腕を磨いてきた。「ジュニアとプロでは全然違う。プロになってからは初めてなので」と冷静に話し、総当たりで3日間行われるグループステージを見据えた。(ネバダ州ラスベガス/亀山泰宏)

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