首相側近オフレコ『核保有』は問題?新潮「メディアはいつまで空想的平和主義か」花田紀凱 花田紀凱の週刊誌ウォッチング(1059)
各誌新年号。いちばん充実して読み応えがあったのは『週刊新潮』(1月1・8日新年特大号)だ。
右柱がワイド型式で「2026年丙午ニッポン『7つの難題』」。
「止まらない『物価高』『円安』で大増税へ」「習近平の経済無策で〝日本への難民〟が100万人突破」など7本。
左柱が「高市首相側近オフレコ『核保有』発言はそんなに問題か」。
その夜のうちにオフレコを破った朝日、追随した他紙も情けないが、『新潮』が指摘するように、問題は「核」を論議してはいけないのかということだ。
岩田清文元陸上幕僚長岩田清文元陸上幕僚長。
<「彼の言っていることは、過激な意見でも何でもない。今、日本を取り巻く安全保障環境は急激に変化しています。北朝鮮は日本を射程に収める核ミサイルを開発し、中国も核戦略の増強を進めています。240発だった中国の核弾頭が、わずか4年で600発まで増えているのです」>
米国防総省が24年12月に公表した中国に関する国防年次報告書によると、30年には1000発を超えるとも。
<「メディアはいつまで、リアリズムを欠いた〝空想的平和主義〟にとどまるつもりなのでしょうか」>
これに尽きる。
『週刊文春』(1・1/1・8新年特別号)
右柱「〝究極の自分ファースト〟高市早苗の全履歴」。「44人が証言」というが新味、全くナシ。左柱「嵐大野が櫻井に逆ギレ『もう表舞台に立ちたくない』」。どうでもいい話。
『文春』は読者層をいったいどのへんに想定しているのかがわからない。
『ニューズウィーク日本版』(12・30/1・6新年合併号)、「2026年の世界を読む」は必読。
『サンデー毎日』(1月4・11日号)、巻頭が「石破茂前首相熱論100分」。
〝高市政権への諫言〟というが、やめたとたん、メディアに出まくって、高市政権を批判し続けている。今まで、そんな前首相がいたか? 諫言なら、直接言うべきだろう。
『週刊現代』(1/5)のトップ「高市早苗総理 謎の『女タニマチ』を追え!」。
〝地元奈良独走現地ルポ〟というが、数週前に『文春』『新潮』が報じたネタ。何が〝独走〟だ。
(月刊『Hanada』編集長)