国連、9日に安保理会合 イスラエルのガザ市制圧計画受け
国連は9日に安全保障理事会を開き、イスラエルが治安閣議でパレスチナ自治区ガザの最大都市ガザ市を制圧する計画を承認したことを受けた中東情勢について協議する。ガザ市で8日撮影(2025年 ロイター/Mahmoud Issa)
[ワシントン/パリ/オタワ 8日 ロイター] - 国連は9日に安全保障理事会を開き、 イ スラエルが治安閣議でパレスチナ自治区ガザの最大都市ガザ市を制圧する計画を承認 したことを受けた 中東情勢について協議する。
国連のグテレス事務総長は イスラエルによるガザ市制圧計画 について、パレスチナ人の強制的な移住につながる「危険なエスカレーション」になると警告。「一段の強制的な移住、殺害、大規模な破壊につながり、ガザ地区のパレスチナ住民の想像を絶する苦痛が悪化する」と懸念を示した。
フランスやカナダなども イスラエルによるガザ市制圧計画を非難。カナダのカーニー首相は、こうした計画は「間違っている」とし、人質の命が一段と大きな危険にさらされると指摘。フランスのバロ外相は「すでに破滅的な状況が一段と悪化する」とし、「人質解放やイスラム組織ハマスの武装解除と降伏につながるものではない」と述べた。
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