ロシア、プーチン氏と親しい高位聖職者の暗殺阻止 FSB発表
2月28日、ロシア連邦保安局(FSB)は、ロシア正教の高位聖職者でプーチン大統領と親しいチーホン・シェフクノフ氏の暗殺を未然に防いだと発表した。2023年10月、クリミア・シンフェロポリで撮影(2025年 ロイター/Alexey Pavlishak)
[モスクワ 28日 ロイター] - ロシア連邦保安局(FSB)は28日、ロシア正教の高位聖職者でプーチン大統領と親しいチーホン・シェフクノフ氏の暗殺を未然に防いだと発表した。
シェフクノフ氏は「プーチン氏の懺悔(ざんげ)を聞く聖職者」として知られており、2023年にはロシアが併合したクリミアの府主教に指名された。
FSBによると、暗殺はウクライナの情報機関が計画。関与したロシア人1人とウクライナ人1人を拘束し、爆発物を押収した。2人はメッセージアプリ「テレグラム」を通じてウクライナに雇われ、昨年半ばから暗殺を計画していたという。
ウクライナは2022年のロシアによる侵攻以降、著名な軍事ブロガーのウラドレン・タタルスキー氏や、ロシア軍のイーゴリ・キリロフ放射線化学生物学防護部隊長など、複数の人物をロシアで暗殺したことを認めている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab