メキシコ戦会場は“野球兼用”…森保Jが前日練習でピッチ確認、三笘薫の起用あるか

右足にテーピングを巻いているMF三笘薫(ブライトン)

 アメリカ遠征中の日本代表は現地時間5日、国際親善試合メキシコ戦の前日練習を試合会場のオークランド・コロシアムで行った。冒頭15分間が報道陣に公開され、合流当初は別メニュー調整が続いていたMF三笘薫(ブライトン)はテーピングを着けながら練習に参加。これまでは慎重な調整が続いているなか、メキシコ戦での起用に注目が集まる。  三笘は8月31日のプレミアリーグ前節マンチェスター・シティ戦にフル出場した後、翌1日から日本代表アメリカ遠征に合流したが、最初の2日間を別メニューで調整。右足に複数のテーピングを巻いて合流した3日目の取材対応では自身の状態について「大丈夫です」と話していたが、居残り練習には加わっておらず、コンディション面が不安視されていた。

 もっとも、メキシコ戦は2年ぶりにアジア以外の相手と対戦できる貴重な機会。森保一監督は「最終予選でやってきたことをベースに明日の試合に挑みたい」と現状のベストメンバーを起用する方針を示唆しているなか、最終予選で左ウイングバックの主力を担った三笘が起用できれば、より前向きなテストができそうだ。

 この日の前日練習では、選手たちは初めて試合会場のオークランド・コロシアムのピッチも確認した。同会場は昨年までオークランドに拠点を置いていたMLBアスレチックスが使用していた野球兼用のスタジアム。ピッチは綺麗に整えられていたが、フィールドやスタンドは独特の形状をしており、選手たちは興味深そうにスタンドを見渡していた。  メキシコ戦は現地時間6日午後7時、日本時間7日午前11時にキックオフする。 (取材・文 竹内達也)●2026ワールドカップ(W杯)北中米大会特集

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