トランプ氏、プーチン氏に失望表明 「関係は終わっていない」

 7月15日 トランプ米大統領(写真)はロシアのプーチン大統領について、「失望したが、まだ(関係が)終わったわけではない」との認識を示した。写真は14日、米ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)

[15日 ロイター] - トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領について、「失望したが、まだ(関係が)終わったわけではない」との認識を示した。BBCが15日、インタビューの内容を報じた。

「われわれは素晴らしい対話をし、私は『良かった。これで(和平に)近づくと思う』と述べる。しかしその直後にプーチン氏はキーウの建物を破壊してしまう」と語った。

トランプ氏は14日、ウクライナに北大西洋条約機構(NATO)経由で最新鋭兵器を供与すると明らかにした。同時に、ロシアが50日以内に和平合意に応じなければ制裁を科すと表明し、これまでのロシアへの対応を大きく転換させた。

トランプ氏はBBCに対し、ウクライナに関する合意がロシアと実現しそうになったことが4回あったと思うと発言。

プーチン氏との関係はもう終わったのかとの質問には「彼には失望しているが、関係は終わっていない。しかし彼には失望している」と述べた。

どのようにしてプーチン氏に「流血を止めさせる」のかとの質問には「取り組んでいるところだ」と語った。

また、トランプ氏はNATOへの支持を改めて表明。「NATOは(時代遅れとは)逆の存在になりつつあると思う。NATOが『自分たちの費用を払いつつある』からだ」と述べた。

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