10番・北原槙の2得点などで日本が逆転白星。U17アジア杯初戦を飾る
U-17日本代表は5日、AFC U17アジア杯サウジアラビア2026の初戦でU-17カタール代表と対戦し、3-1の逆転勝利を収めた。前半は相手に先制点を許す苦しい流れとなったが、後半にFW齋藤翔(横浜FCユース)の同点ゴール、MF北原槙(FC東京)の2得点が生まれ、初戦で貴重な白星を掴み取った。
日本は3-4-2-1の布陣で、GKに大下幸誠(鹿島ユース)、DFに元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島)、エゼモクェ・チメヅェ海(C大阪U-18)、熊田佳斗(大宮)、中盤中央に岩土そら(鹿島ユース)と和田武士(浦和)、両翼に岡本新大(G大阪ユース)と木村風斗(川崎F U-18)が入り、前線は齋藤を中央に、北原と恒吉良真(名古屋U18)がシャドーに入る形を組んだ。
対するカタールは3-4-3の形でスタート。小野信義監督は事前にカタールの布陣について「普段通りに4バックで来るか、それとも日本に合わせて3バックにしてくるかをまず観たい」と話していたが、いざフタを開けてみれば日本に合わせて“日本対策”を採った布陣となった。
日本は序盤から初戦の硬さも感じられる内容で、なかなか相手ゴール前へ迫るシーンを作れず、相手のシンプルな攻撃に守備がやや乱れる場面もあった。16分に北原が最初のミドルシュートを放つシーンもあったが、なかなかペースを掴みきれない。 そして迎えた26分、熊田が持ち出そうとしたボールをFWトコデに奪われると、そこからのパス交換で日本の守備を突破されてしまい、そのままトコデがゴール。日本は大事な初戦で先制ゴールを許す展開となった。 先制したカタールがリスクを取らずに試合を運んできたのに対し、日本も練習してきた攻撃の形を作り出しにいく。42分には齋藤の裏抜けからGK1対1となる場面もあったが、これは相手GKバクリ・モハメドの好守に阻まれてゴールならず。さらにアディショナルタイムにも齋藤が決定機を迎えるが、これも決め切れず。0-1で前半を折り返すこととなった。後半開始からMF長南開史(柏)を投入した日本は6分、北原のFKをファーサイドで元砂が折り返すと、最後は齋藤がねじ込み、同点。期待のストライカーが3度目の正直で貴重なゴールを流し込んでみせた。14分には交代出場のMF里見汰福(神戸U-18)も決定機を迎えるが、これは相手GKに阻まれて逆転ゴールはならず。
そしてFW高木瑛人(鹿島ユース)投入直後の25分、日本が逆転に成功した。スローインの流れから続いた日本の攻撃で、エゼモクェのクロスをヘッドで繋ぎ、相手のクリアミスを見逃さなかった北原がGK頭上を越えるヘディングシュートを流し込んだ。さらに北原は、続く後半31分にもドリブルでの局面打開から、左足シュートを突き刺して3-1とリードを拡げた。
その後はDF竹内悠三(名古屋U-18)、MF藤本祥輝(G大阪ユース)を投入して手堅く守備も強化した日本が逃げ切り。3-1の逆転勝利で、大事な初戦をものにする好スタートを切った。
第2節は5月9日、U-17中国代表との対戦となる。 (取材・文 川端暁彦)●AFC U17アジアカップ2026特集