トランプ大統領のFRB介入、世界経済にリスク ECB総裁が警告

 9月1日、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁(写真。右から2番目)は、トランプ米大統領がパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長やクック理事を解任すれば、「米国と世界経済にとって非常に危険」との見解を示した。8月22日、ジャクソンホールで撮影(2025年 ロイター/Jim Urquhart)

[パリ 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は1日、トランプ米大統領がパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長やクック理事を解任すれば、「米国と世界経済にとって非常に危険」との見解を示した。

フランスの放送局のインタビューで総裁は、「もし米国の金融政策が独立したものではなくなり、人からの指示に依存するようになれば、米国経済のバランス、そして世界への影響について、世界最大の経済大国であるため非常に懸念している」と述べた。

トランプ大統領は、金利を引き下げないとしてパウエル議長を繰り返し攻撃、クック理事も解任しようとしている。

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